昨日は合不合判定テストの結果が出ましたね。私の中では予定通り成績が上がった子、予想通り成績が上がらなかった子がいます。昨日はいろいろなご家庭の方と連絡を取りましたが、ふと昔の苦い思い出がフラッシュバックしてきました。
『私の方がこの子のことを、誰よりも理解している。』
こう思われるお母さんは、とても多いです。今まで最前線で子育てをしてきたわけですから、当然だと思います。皆さんそう思われるのが自然だと思います。
ただ、成績が伸びるご家庭と伸びないご家庭には、ここに大きな違いがあると思います。
成績が伸びるご家庭は、ご自分たちのことを客観的に見ています。
『自分たちは良かれと思ってやってきたけど、どこかが間違えていたから今の結果や態度になったんだろうね。』と、ご自分たちの過去を顧みながら、私の話にも耳を傾けてくれます。
そうすると、ご両親と正直にお話ができて、ご両親と一緒に良い流れに持っていけます。
一方、成績が伸びないご家庭は、私が気になったことをお伝えすると、すぐに子供を庇おうとします。非難しているわけではないのですが、一生懸命子供を庇います。合格させるために『悪しき行動』を直そうとしているだけなのですが、『人格攻撃』をしているように聞こえてしまうようです。私としては子供を合格させるために、最善の方法をお伝えしているだけなのですが、、、、。
また、特にお母さんに多い気がしますが、お母さん自身が『これはやれない、できない。』と思うようなことが伝えられると、感情的な反応になってしまって、話し合いで良い方向に持っていけなくなることが多いです。
合格するためには、『何をどこまでやって、いつまでにどのレベルまでに仕上げるか』ということが、客観的に決まっています。私が決めているわけではなく、志望校のレベルによって、客観的に決まっています。あとは『やるかやらないか』というだけなんです。
『やれない』と思われた時は、だんだんと宿題の報告などが甘くなっていき、何をどのくらい勉強しているのかわからなくなっていきます。このように隠されてしまうと、授業で教えているところしか判断できなくなり、どんどん合格から遠のいてしまいます。
最終的にはお母さんが精神的に追い込まれてしまい、辞められてしまうこともあります。
このように追い込まれてしまう原因は、無理な志望校の設定によることがほとんどです。偏差値が15〜20も高い第一志望校を狙うとなると、かなりの勉強量になりますし、今までと同じような勉強では合格できません。また、授業だけでそこまで上げるには、かなりの授業数が必要になってしまうため、ご両親のご協力も必要になってしまいます。
現実は当然このような状況になるのですが、お母さんがそこまでの状況になることを予想していないと、『こんなはずじゃなかった』ということになり、違う方向を模索し出します。そうなると、自然と元の状況に戻っていきます。情報は簡単に手に入る時代なので、ネットを探し続ければ必ず自分の考えと同じ考えを見つけられます。その方法が悪いというわけではなく、その子が置かれた状況には適していないというだけなんです。
合格するためにやるべきことは決まってしまっているので、『逃げないでやり切れるか』にかかってきます。結局のところ、親の覚悟が試されてしまっています。本当に大変で難しい決断ですが、『やるしかない』という状況なんです。