ぽっこりお腹、それ自体があまりよろしくないと自分では思っているんです。
というのも一つに、単純な解決方法がお腹に力を入れるだけでも相当改善するっていうのがあるっちゃあるんですけれども、それ以上にお腹からだいぶ気が漏れている感じがするんですよね。
引き締まっていないから、人からサイキックアタックを受けやすいとか、流されやすいとか、会社に流されやすいとか。
そういうことをすごく感じてしまったんです。
お腹が出ていると、力の入れどころが微妙に間違っている……間違っているとは言わないかもしれないけれど、微妙にずれている。
引き締めるべき場所が引き締まっていないとか、ちょっと流されちゃってるんじゃないかな、ということをそこはかとなく感じてしまうんですね。
というのもあって、例えば気功の施術で、不動明王や下丹田にはたらきかけると、お腹が引き締まりましたとか、流されなくなりました、緊張しなくなりましたとか、気が漏れなくなるので気力が持つようになりました、というフィードバックを多くいただきました。
仕事が終わっても元気です、っていう人も結構います。
こうして結果が出ると、やっぱり下丹田って大事だなと。
下丹田って基礎の部分なんですよね。
下丹田をおろそかにする=ぽっこりお腹になる。
こんな結びつきが自分の中でできちゃっているからかもしれないんですけれども、基礎が自分のお腹に現れてしまうんじゃないかと感じているんです。
というのもあって、「ぽっこりお腹には絶対にならない」という思いが、いつの間にか自分の中でデフォルトとして入っている、というお話でした。
高岡英夫先生っていう古武術をされている方がいるんですけれども、その方の本に昔の町民、平民……何と呼べばいいか分からないですけれども、そういった人たちの写真が載っていた本がありました。
その本の写真を見ると、みんなお腹がすごく引き締まっているんですよ。
変に緊張している感じもない。
その写真を見た瞬間に、こういう状態になりたいと思って、お腹を気にし始めたのもあります。
それと対して、現代社会は大丈夫なんだろうかって思うところもあります。
お腹が引き締まっておらず、流されやすくなっている。
もちろん、0か100かという話ではありませんが、お腹にはその人の状態が現れているように感じるんです。
今まで見てきた人たちを思い返してみても、そこはかとなくそんな感じがするなと思います。