「輪るピンクドラム」1話2話・感想

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毎日ご飯の時はアニメ見ながら食べていますので、
ほぼ毎日更新になります。今日はこれです!
前から気になっていた「輪るピンクドラム」!

まず「まわる」が「輪」の字を普通は使わない、
ここから分かるように「輪廻転生」、つまり「運命」を軸にして展開する物語です。

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作画も素晴らしく、古き良き90年代のキャラデザと「化物語」を彷徨わせる演出と表現、そして「運命」という哲学的なテーマで展開するストーリーに、少しずつ開示されていくであろう謎の数々。この土台のみだけを見ても十分に魅力的な作品である事が分かります。

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というか、もう「少女革命ウテナ」が瞬時に頭をよぎったのは私だけだろうか(笑)
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さらに、キャラ一人ひとりの立たせ方が凄く丁寧で上手な上に、まさかのゆるキャラの使い方も絶妙で、もはやセンスの塊としか言えない。原作者はもちろん、これを完璧にアニメに落とし込んだ監督はもしやバケモノなのか?

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しかし、私を最も惹きつけたのは、何よりも「運命」という哲学的な深いテーマであり、作中ところどころ至るシーンで脊髄や遺伝子をにおわせる螺旋状のモノや、明確に「遺伝子です」というメッセージだと受け取れるシーンも存在します。

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例えば、このノートなんかは、遺伝子の蛇を明確に描写しています。
遺伝子と蛇の関係は、遺伝子を発見したフランシスクリックが、LSPを摂取した際に蛇のイメージを見た事に起因しているが、実は、かの世界保健機関(WHO)のロゴにもしっかり蛇が存在しています。

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WHOの場合は旧約聖書からこの蛇を取っているのですが、今回のアニメの作中のリンゴを題材にしており、リンゴと言えばアダムとイブですよね。

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そして、作中第一話の何気ない通りすがりの少年たちの会話ではリンゴの事を以下のように話している☟

「リンゴは宇宙だよ」
「こちらの世界とあちらの世界をつなぐモノ」
「愛による死を自ら選択した者へのご褒美」

子供が難しい話をしていて何とも笑いがこぼれてしまいそうなギャクシーンではあるが、実際この手のアニメはこういう何気ないシーンに重要なヒントを残してくる。

例えばこういうシーンでも...

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と思ってわざわざ見返したが、この黒板の内容はそうでもなかったようだ。(笑)

何より、最重要人物の出現元が「運命の至る所から来た」と言っている。
この作品が運命という哲学的なテーマと、遺伝子という科学的なヒントで、最終的にどこをゴールにして我々視聴者を導こうとしているのか?

これは楽しみでならない。
本日はここまで、では、また!


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