「計算問題はできるのに、文章問題になると急に分からなくなる…。」
このような悩みを持つ中学生はとても多いです。
実は、利用問題が苦手な原因は計算ではありません。
多くの人は問題を読んだ瞬間に式を立てようとしてしまいます。
しかし、私が授業で一番大切にしていることは、
**「文章を図で整理してから式を立てること」**です。
今回は、私が授業で実際に行っている考え方を紹介します。
利用問題は種類が違っても考え方は同じ
連立方程式の利用問題には、
・個数・代金
・速さ
・割合
・食塩水
・面積
・年齢
など、さまざまな問題があります。
一見すると難しそうですが、どの問題も
**「情報を整理してから式を立てる」**
という流れは同じです。
解き方は5ステップ!
① 文字を決める
② 問題文を図や表で整理する
③ 図を見ながら式を立てる
④ 連立方程式を解く
⑤ 答えを確認する
この流れを毎回意識するだけで、文章問題はぐっと解きやすくなります。
## 食塩水の問題で考えてみましょう
例えば、食塩水の問題では、
いきなり式を書くのではなく、まず問題文を整理します。
表にまとめると、何が分かっているのか一目で分かります
私は授業で、食塩水の問題は必ず
**「溶液・濃度・溶質」**
の表を書いて整理します。
すると、
「どこを足せばいいのか」
「何を計算すればいいのか」
が自然と見えてきます。
文章だけでは難しく感じる問題も、表にまとめることで情報が整理され、考えやすくなります。
表を見れば、式は自然に作れます
表が完成すると、
「溶液は足し算」
「溶質も足し算」
ということが視覚的に分かります。
その結果、
**溶質A+溶質B=混ぜた後の溶質**
という式を、表を見ながら立てられるようになります。
つまり、
**文章から直接式を作るのではなく、表から式を作る**
のです。
この考え方を身につけると、食塩水だけでなく、速さや割合などの利用問題にも応用できます。
よくある間違い
利用問題でよく見かけるミスがあります。
❌ 問題を読んですぐに式を書き始める
❌ 頭の中だけで考えようとする
❌ 図や表を書かない
❌ 求めるものを確認せず計算だけする
これらは、情報を整理する習慣をつけることで防ぐことができます。
まとめ
利用問題は、「式を立てる力」よりも「情報を整理する力」が大切です。
私の授業でも、いきなり式を書くことはほとんどありません。
まずは図や表を書き、
**何が分かっていて、何が分からないのか**
を整理します。
すると、式は自然と見えてきます。
利用問題が苦手な人は、ぜひ
**「文章 → 図・表 → 式」**
の順番で考える練習をしてみてください。
きっと今までより、文章問題が解きやすく感じられるはずです。