「相談するほどじゃないかもしれない」
そう思って、誰にも話せないまま抱えていることはありませんか。
眠れないほどではない。
仕事に行けないほどではない。
日常生活が完全に止まっているわけでもない。
だからこそ、
「自分より大変な人はいる」
「このくらいで相談していいのかな」
「うまく説明できないし、迷惑かもしれない」
と考えてしまうことがあります。
けれど、悩みは大きさを比べるものではありません。
誰かと比べて深刻かどうかよりも、
自分の中で何度も引っかかっていること
ひとりで抱え続けていること
に目を向けることも大切です。
「相談するほどじゃない」と思いやすい理由
人は、自分の悩みを小さく見積もってしまうことがあります。
たとえば、
もっと大変な人がいると思う
弱いと思われたくない
迷惑をかけたくない
うまく話せない気がする
自分で解決しなければと思う
相談することに罪悪感がある
こうした気持ちは、決して珍しいものではありません。
むしろ、まじめで責任感がある人ほど、
「このくらい自分で何とかしなければ」
と抱え込みやすいことがあります。
ただ、その考えが続くと、本当は誰かに聞いてほしい気持ちまで、自分で押し込めてしまうことがあります。
カウンセリングは「深刻な人だけ」の場所ではありません
カウンセリングや心理相談というと、
「もっと大きな悩みがある人が使うもの」
というイメージを持つ方もいるかもしれません。
でも実際には、相談の内容は必ずしも大きな問題でなくて大丈夫です。
気持ちを整理したい。
同じことを何度も考えてしまう。
人間関係で少し疲れている。
誰かに話したいけれど、身近な人には言いにくい。
自分の考え方の癖を知りたい。
こうしたことも、十分に相談のテーマになります。
カウンセリングは、悩みを大げさにする場所ではありません。
今ある気持ちを、安心できる形で言葉にしていく場所です。
うまく話せなくても大丈夫です
相談前に多い不安のひとつに、
「何を話せばいいかわからない」
というものがあります。
でも、最初からきれいに話せる必要はありません。
「最近なんとなくしんどい」
「理由ははっきりしないけれど不安になる」
「人間関係で疲れている気がする」
「自分でも何に悩んでいるのか分からない」
そのくらいの言葉からでも大丈夫です。
話しながら少しずつ整理されていくこともあります。
むしろ、まとまっていない気持ちを一緒に整理していくことも、心理相談の大切な役割です。
相談してもいい目安
もし、次のような状態が続いているなら、相談を考えてもよいタイミングかもしれません。
同じ悩みを何度も考えてしまう
気持ちを切り替えにくい
身近な人には話しにくい
自分を責めることが増えている
誰かに聞いてほしい気持ちがある
大きな問題ではないと思うのに、ずっと心に残っている
もちろん、必ず相談しなければいけないわけではありません。
ただ、
「少し話してみたい」
「整理したい」
「誰かに聞いてほしい」
という気持ちがあるなら、それは大切にしてよいサインです。
悩みの大きさを証明しなくていい
相談するときに、
「これがどれだけ大変か説明しなければ」
と思う必要はありません。
つらさや疲れは、いつも数字で測れるものではありません。
他の人と比べて、重いか軽いかを決める必要もありません。
大切なのは、あなた自身がそのことで少しでも疲れていたり、迷っていたり、ひとりで抱え続けていたりすることです。
「相談するほどじゃない」と思う気持ちは自然です。
でも、その奥に「本当は少し話してみたい」という気持ちがあるなら、その気持ちも否定しなくて大丈夫です。
おわりに
カウンセリングは、うまく話す場所ではありません。
悩みを大きく見せる場所でもありません。
今ある気持ちを、そのまま少しずつ言葉にしていく場所です。
「こんなことで相談していいのかな」
「相談するほどじゃないかもしれない」
そう思っている方も、まずは今の気持ちをそのまま大切にしてみてください。
私のココナラでは、相談内容がまとまっていない状態でもお話しいただけます。
公認心理師・臨床心理士として、気持ちの整理や人間関係の悩み、不安との付き合い方について、一緒に考えていきます。
ここまでお読みいただきありがとうございます。