最近、駅前や商業施設の前で若い人がチラシを配っているのを目にします。
私も同じような仕事をしていた経験があり、その光景は、なんとも言えない気持ちになりました。
そして、この時期になると、職場にちょっとぎこちない営業電話がよくかかってきたことを思い出します。
電話口の向こう側で先輩らしき人が時間を計測したり、録音している様子が聞こえてくるんですよね・・
おそらく新入社員が、先輩や上司に見守られながら電話をかけてきてるな・・なんて思いながら対応していました。
今日は新入社員の頃や、人事時代のことを思い出しながらブログを書いてみようと思います。
皆さんは、働いていて、こんなこと気持ちになったことないでしょうか?
・何のためにこれをやっているのか、よく分からない。
・怒られないように、ミスしないように、それだけで精いっぱい。
・気づいたら一日が終わっている。
・もっと前向きにならなきゃ。
ちなみに、私は全部あります。。
人って、しんどいこと自体には結構耐えられると思っています。
忙しくても、覚えることが多くても、
「これが何かにつながっている」と感じていれば、頑張れる。
逆に、一番きついのは、意味の分からないしんどさ、だと感じています。
何のために怒られたのか分からない。
この地味な作業が、どこにつながっているのか見えない。
そんな状態で毎日会社に行くのは、想像以上にエネルギーを使います。
社会人一年目
当たり前ですが、知らないこと・できないことだらけです。
空気が分からない。
自分がちゃんとできているのか、どうなのかも分からない。
それでも毎日会社行く。
それだけで、すごいことだと思っています。
なぜなら私自身、半年ほどで会社を辞めた経験があります。
そして、辞めていった人も、たくさん見てきました。
仕事を辞めたいと思う理由は人それぞれ、様々です。
・他にやりたいことが見つかった。
・体調がしんどい。
・人間関係が合わない。
こういった理由については、もう少し奥を見てみると、
ここで頑張る理由が、自分の中に育っていない。と感じました。
最初から、大きな仕事をやらせてくれと言いたいわけではない。
ただ、ここで自分は何者になっていくんだろう。
というのを、知りたかったんじゃないのかなぁと思います。
新入社員が最初に渡される仕事は、地味なことが多いです。
例えば、
・資料の誤字を直す
・会議室を押さえる
・議事録を取る
ですが、その一つひとつの作業には意味はあります。
・資料の数字がズレると次の判断がズレる。
・準備ができていないと、先方の信頼が落ちる。
・議事録があるから、決まったことが宙に浮かない。
そこが見えると、同じ仕事でも扱い方や手触りが変わる。
逆にそこが見えないと全てが雑務になる。
成長の実感もないまま、雑務を毎日やり続けるのは苦しい。
そう思うのは、「忍耐がない」のではなく、当たり前のことだと思います。
慣れない営業電話をかけてきた人たち、
駅前でチラシを配っていた人たち、
おせっかいながら、彼らは意味を渡してもらえる場所にいられているのかなぁ・・と思ったりします。
そしてこれは新入社員に限った話ではなく、
働く意味が見えなくて苦しいと思っている人に向けて、
「それはあなたの弱さじゃない!」と伝えたいです。
意味が渡されていない環境にいるだけかもしれない。
あるいは、まだ意味が見えるほど仕事の全体像が分かっていないだけかもしれない。
どちらにしても、あなたがおかしいわけじゃありません。
もしそんな苦しさを感じているなら、
感情に蓋をしないで本音を解放できる場所をつくってください。
話せる場所があると、少しだけ楽になれます。
周りに言いにくい気持ちがあれば、受け止めます。