「あの人は、なんであんな態度?」と考え込んでしまう方へ

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「あの人のあの態度は、どういう意味なんだろう?」
「あんな言い方をするなんて、私のことを嫌っている?」

日々の生活の中で、他人の言動の裏側にある「本音」や「意図」を憶測し、時には、考えすぎて夜も眠れなくなったり、相手に対して疑心暗鬼になったりすることありませんか?

・・私はあります💦

実は、この相手への「深読み」が止まらなくなるのには、ちゃんとした理由があります。 社会心理学の知見を借りながら、その仕組みと、少し楽になるための見方を整理してみます。

私たちは「状況」よりも「性格」のせいにしたがる

誰かが自分に対して失礼な態度を取ったとき、
即座に「あの人は性格が悪い」と決めつけてしまいそうになります。
しかし、実際にはその人はたまたま体調が悪かったり、直前に不快な出来事があっただけかもしれません。

社会心理学では、行動の原因を「その場の状況」ではなく「その人の性格や心」に求めてしまう傾向を「対応バイアス」と呼びます。

なぜ私たちは、あえて「状況」を無視して「心」のせいにしたがるのでしょうか。
それは、「この人はこういう人だ」と決めておくほうが、次の行動を予測しやすくなるからです。

もし、行動が「その場限りの状況だけ」で決まっているとしたら、私たちは相手とどう接していいか分からなくなります。
相手がどんな人か分からないって、ちょっと怖いですよね・・

つまり、対応バイアスは不安定な人間関係に「予測可能性」という安心感を与えてくれるんです。

ただし、これが暴走すると、何気ない相手の行動を「悪意」と読み取ってしまうことがあります。 
「深読みで自滅する」とは、まさにこの状態のことで
・・・私も苦い経験があります。

バイアスは「脳の怠慢」ではなく、「合理的な省エネ」

バイアスというと「偏った見方」という悪いイメージが持たれがちですが、実はそうとも言えません。
人間の脳が一度に処理できる情報量には限りがあります。
出会う人すべての複雑な背景や状況を一つひとつ精査していたら、私たちの頭はすぐパンクしてしまいます。

つまり、深読みしてしまうこと自体は、あなたの欠点ではない!
(これは強く自分にも言い聞かせました・・)
脳がそういう設計になっているのです。
大切なのは、「今、自分はバイアスの中にいるかもしれない」と一歩引いて気づくことです。

共感だけに頼ると、かえって苦しくなる

人間関係を楽にしようとするとき、「もっと相手に共感すればいい」と思いがちです。
でも実は、共感には見落とされがちな落とし穴があります。

それは、自分と価値観が近い人には強く働くけれど、理解しにくい相手にはできない。 むしろ、相手を切り捨てる方向に働くことがあります。

「なんでこの人のことが理解できないんだろう」と自分を責めているとしたら、 それは共感の限界にぶつかっているだけかもしれません。

では、共感できない相手とどう向き合うか?
●「正しいかどうか」は、いったん保留する。判断しないで脇におく。
●相手の立場・前提にたって、相手の「理屈」をたどってみる
●「妥当性」を認める

これは「相手を許す」ことでも「自分が折れる」ことでもありません。
 相手の一貫性を認めることで、対話の入り口を開くというイメージです。

「なぜあの人はあんな態度を?」と感じたとき

次にもし、誰かの言動に引っかかったとき、こう問いかけてみてください。
「それは本当に、その人の性格のせいだろうか?
それとも、私が見落としている状況があるだろうか?」

視線を「個人」から「状況」へと向けるだけで、 同じ出来事がずいぶん違って見えることがあります。

とはいえ、頭で分かっていても、感情がついてこないことはあります。
そういうときは、一人で抱え込まずに、誰かと一緒に言葉にしていくのも一つの方法です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

「なんであの人はあんな態度を取ったんだろう」
「自分の考えすぎ?」
そういうモヤモヤを、一緒に言語化する時間を作っています。
もちろん雑談も歓迎です。何かのお役に立てると幸いです。
















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