気づいたら同じことを何度も考えている。
そんな経験ありませんか?
実は、それには科学的な理由があります。
■ 声に出すと、脳が整理される
人間の脳は、頭の中だけで考えているとき、
感情と思考がごちゃ混ぜになった状態になりやすいと言われています。
「不安」「怒り」「悲しみ」といった感情が思考に混ざり込んでしまうと、
堂々巡りになるのは当然のこと。
ところが、悩みを「言葉にして声に出す」だけで、
脳の前頭前野(思考・判断をつかさどる部分)が活性化されることがわかっています。
言語化することで感情と思考が切り離され、
問題をクリアに見られるようになる。
これが「声に出すとスッキリする」の正体です。
実はこの状態は、脳の「ワーキングメモリ」が圧迫されている状態とも言われています。
頭の中で考え続けることで、思考のスペースが埋まり、判断力や集中力が落ちてしまうのです。
一方で、言葉にして外に出すことで、脳の中に余白が生まれます。
その結果、思考力や判断力が回復し、
結果的に「頭が良くなったように感じる状態」になるのです。
■ ひとりで声に出すより、誰かに話す方がもっと効果的
「じゃあひとり言でもいいじゃないか」と思いますよね。
実はそれも効果はあります。
でも、誰かに話すとなると、もう一段階効果が高まります。
理由は2つあります。
①「伝わるように話す」ことで、さらに整理される
相手がいると、人は無意識に「わかりやすく話そう」とします。
この作業が、自分でも気づいていなかった感情や本音を引き出してくれます。
②「聞いてもらえた」という安心感が、脳をリラックスさせる
共感してもらうと、脳内でオキシトシン(幸福ホルモン)が分泌されます。
これにより思考がほぐれ、自分でも気づかなかった答えが出てきやすくなります。
「相談して解決策をもらう」ではなく、
「話すだけで変わる」というのは、科学的にも本当のことなんです。
■ 「うまく話せなくても大丈夫」な理由
「自分の悩みをうまく説明できるか不安」という方、多いです。
でも、それでいいんです。
むしろ、「うまく話せない」くらいが
一番、整理が必要なサイン。
話しながら少しずつ言葉になっていく。
そのプロセス自体が、すでに心を整理する効果を生んでいます。
正解を用意しなくていい。
きれいにまとめなくていい。
ただ、口に出してみることから始めてみてください。
■ まずは話してみませんか?
私のカウンセリングでは、
答えを押しつけることはしません。
あなたが自分の言葉で話せる場所を作ること。
それを大切にしています。
悩みは、きれいにまとまっていなくても大丈夫です。
「こんなこと話していいのかな?」
そんなことでも構いません。
誰かに話すだけで、
心が少し軽くなることもあります。
もし今、少しでも話したい気持ちがあれば
気軽にご相談くださいね。
あなたのお話を、優しくお聞きします。