「進捗が遅れているけれど、正直に言うと詰められる…」 「顧客にどう説明すれば、納得してもらえるんだろう」
PMOやプロジェクトリーダーをしていれば、必ず一度は「悪い報告(バッドニュース)」をどう伝えるかで夜も眠れないほど悩むものです。 以前に報告した際の反応が悪かった場合はなおさら、身構えてしまいますよね。
しかし、24年の現場経験から言えるのは、「バッドニュースを報告するのは、情報を持っている者の義務である」ということです。報告を躊躇して遅らせることは、結果として自分自身の責任を重くしてしまいます。
「隠す・盛る」は最大の悪手
現場のメンバーは「怒られるのが怖い」という心理から、つい遅延を隠したり、過小報告したりしがちです。ですが、それが後で爆発(炎上)したとき、最も信頼を失うことになります。
世の中には「バッドニュースファースト(悪いニュースほど早く報告せよ)」という言葉があるくらい、早期共有は重要です。
本来、「報告しやすい環境を作る」のはプロジェクト運営側の役割です。 しかし、現実にはそうなっていない現場の方が多いのも事実。報告者は辛い立場に立たされますが、そこはプロとして「覚悟」を持って臨むべき場面です。
何を伝える?報告の「黄金セット」
ただ「遅れています」と言うだけでは不十分です。相手の不安を解消するために、以下の4点をセットにして伝えてみてください。
事実:何が、どれくらい遅れているか
原因:なぜそうなったか(他責にせず客観的に)
対策と提案:どのような対策を検討中か、あるいは実施しているか
相談:上層部に「何を決めてほしいか」
ここでのポイントは、**「報告だけでいいのか、それとも判断が必要なのか」**をはっきりさせることです。 とんでもないニュースが入ると「まず速報を!」と焦る気持ちは分かります。ですが、そこをグッとこらえて、一歩先の「検討内容」までセットにすることで、相手の反応は劇的に変わります。
「一緒に解決する」土俵に引き込む
報告のゴールは、怒られることではなく「問題を解決すること」です。
打ち手が決まっていない場合、「困っています、助けてください」と丸投げするのではなく、**「この状況を打開するために、A案とB案どちらで行くべきか判断をお願いします」**と、相手を意思決定の当事者として巻き込みます。
このとき、もし報告内容に不足があって聞き返されたとしても、気にする必要はありません。そこまで来れば「状況を伝える」という最大の目的は達成されています。打ち返しがあったことを悔やむより、解決へ一歩進んだことを前向きに捉えましょう。
最後に
言葉の選び方や構成一つで、上司や顧客の反応は驚くほど変わります。
もし今、「この状況をどう報告すればいいか分からない」「報告資料のロジックがまとまらない」と一人で悩んでいるなら、私と一緒に「通るロジック」を組み立ててみませんか?
あなたの現場が少しでも軽くなるよう、軍師として全力でサポートします。