今では当たり前となった、キャッシュレス決済ですが、15年ほど前からキャッシュレス化が進み、私の経営する店舗の全てで対応しました。
「カードが使えないなら、よそへ行く」という時代の始まりでした。
大抵、この手のことには、国の政策が絡んでおり、キャッシュレス化に国の補助金がでますが、最初の1~2年だけです。
当時の主なキャッシュレス決済には、クレジットカード決済、
コード決済、などですが、決済が違えば、別々で後から代金を受け取るのですが、手数料を3%ほど取られます。
クレジットカードで手数料が高いものは、5%を超えるものもありました。
人口の少ない大衆食堂では、大半のお客さんが現金で支払います。
600円ほどのラーメンをコード決済されたとき、
1カ月でのコード決済は、その1件だけでした。
その結果、
手数料、システム使用料、消費税、振込手数料、などを差し引かれると、
振り込まれた金額は200円ほどでした。
7割引きという結果です。
客単価の高い、高級リストランテならばわかりますが、
40名を超える宴会の会計で、カードを使われた場合はとても痛いです。
使う側からすると、便利なものですが、実態は、店では割り引く結果と同じとなり、本社の経理担当は雑務が増えるのが現状です。
加速した、キャッシュレス決済ですが、
引かれる手数料や、事務業務を考えれば、
会計が現金のみであれば、メニューの全てを1割安く提供できることと同じなので、その方向へ舵を切る店も増え始めました。
事務作業はAIの活用により、簡略化できますが、そのシステム費用もタダではありません。
私は、破産前に飲食店を「休業中」とした張り紙を出して、店舗の中は、営業できる状態まま閉めました。
破産手続きが終わり、営業再開時に、経営方針をリメイクして、
会計は、「現金のみ」としました。
この時代に、「現金のみ」の方が、面白いのです。
私が他店と違うことをするというのには、理由が存在します。
私はキャッシュレス決済を否定しているわけではありません。
実際に私自身も、ポイ活は大好きです。
利用者から見れば、とても便利な仕組みです。
しかし経営者の立場になると、見える景色は変わります。
便利さには必ずコストが存在します。
そのコストを受け入れてでも利便性を選ぶのか、
それとも利益を守るために現金を選ぶのか。
経営者は、その判断をしなければなりません。
破産後、営業を再開した私は、
あえて「現金のみ」という選択をしました。
この時代だからこそ、
みんなと同じことをしない方が面白いと思ったからです。
私自身は、
「ポイ活が大好きです!」
それでも現金を選びました。
不便を選ぶことで守れる利益もあるのです。
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■アオ日記
「アオのおもちゃは、全てポイント購入にゃ!」
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