過敏性腸症候群の高校生におすすめな食事

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過敏性腸症候群とのつきあい方

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「おなかが痛い」「授業中に何度もトイレに行きたくなる」「下痢や便秘をくり返す」
過敏性腸症候群に苦しむお子さんの様子を見ていると、保護者としてつらく感じることもありますよね。
「どう関わればいいのだろう」「食事で何かできることはあるのだろうか」と悩まれる方も多いと思います。

ここでは、過敏性腸症候群に悩む高校生に取り入れやすい食事のポイントと、保護者にできるサポートについてお伝えします。

1.過敏性腸症候群の高校生におすすめの食事ポイント3つ

食事は、すぐに症状を治す特効薬ではありませんが、腸の負担を減らし、調子を整える助けになります。

➀3食のリズムを整える

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毎日3食をできるだけ同じ時間にとることは、排便のリズムを整える基本になります。
特に朝食は、眠っていた胃腸を目覚めさせ、腸の動きを促します。
朝は慌ただしく、朝食を抜いてしまう習慣がある場合は、少しでも口にすることを心がけてみてください。

② 食べる量と食べ方を意識する

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一度にたくさん食べたり、早食いや噛まずに飲み込む食べ方は、腸に負担がかかりやすく、腹痛や下痢、張りやガスにつながることがあります。
満腹になるまで食べないことを意識し、腹八分目を心がけるだけでも、腸は少し楽になります。
また、消化は口から始まります。部活や学校生活で忙しい高校生は食事が慌ただしくなりがちですが、できる範囲でよく噛んで、落ち着いて食べられる環境づくりも意識してみましょう。

③ 腸に刺激になりやすい食品は、様子を見ながら

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脂っこいものや香辛料の強い料理、冷たい飲み物などは、体調によって腸の負担になることがあります。
ただし、「これはダメ」「完全になくす」と決めつけて、すべてを制限する必要はありません。食べたあとのお腹の調子を振り返りながら、調子が悪いときに少し控えてみるくらいの気持ちで十分です。
このあと、どのような食品が刺激になりやすいかについて、具体例を挙げて説明します。


2.避けたい食品(完全にやめなくて大丈夫です)

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・脂質が多いもの(揚げ物、加工肉、菓子パン、スイーツなど)
・香辛料の強い料理
・冷たい飲み物
・カフェインを多く含む飲料(コーラ、エナジードリンク、コーヒーなど)
・食べたあとにお腹が張りやすいと気づいた食品
・不溶性食物繊維が多い食品(ごぼう、ブロッコリー、きのこ類、ナッツなど)
 ※こちらは避けるのではなく、摂りすぎないように
はじめから「これはダメ」「完全になくす」と決めつける必要はありません。
過敏性腸症候群があると「何を食べてはいけないのか」に意識が向きがちですが、実際にはすべてを制限する必要はなく、調子が悪いときに控えてみるくらいの気持ちで十分です。大切なのは、お子さんの体調を見ながら、負担の少ない食品を選んでいくことです。


3.積極的に摂りたい食品(無理のない範囲で)

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■ 主食
・ごはん、おかゆ、雑炊
・うどん
・脂質の少ないパン(食パン、ロールパン、蒸しパン、米粉パンなど)
主食をしっかりとることで、エネルギー不足を防ぎ、食べ過ぎの予防にもつながります。
■ たんぱく質
・卵
・鶏むね肉
・ささみ
・白身魚
・納豆(問題なく食べられている場合)
「体に良いから」と無理に増やす必要はなく、食後の様子を見ながら少量ずつで十分です。
■ 野菜・水溶性食物繊維
・にんじん、大根、かぼちゃ、白菜、ほうれん草、じゃがいも など
・バナナ、キウイ など
一度にたくさん摂ることは避け、野菜は加熱してやわらかく、果物は体調を見ながら少量で取り入れましょう。


4.朝食・昼食・夕食のポイント

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■ 朝食
朝食は、腸を目覚めさせ、排便リズムを整える大切な役割があります。
忙しい朝は「しっかり食べなければ」と思わず、食べやすさや温かさを大切にしてください。
例)野菜や溶き卵を入れた雑炊、おにぎりと味噌汁、食パンと野菜・卵のスープなど
■ 昼食
学校では、お弁当の日もあれば学食やコンビニを利用する日もありますよね。
お子さん自身がその日の調子に合わせて選べるよう、「よく噛もうね」「今日は揚げ物は控えてみようか」など、家でさりげなく話せるとよいですね。
〈コンビニを利用する場合〉
おにぎり、具だくさん汁、サラダチキン、ゆで卵、うどん、菓子パンではなく、脂質の少ないサンドイッチ など
〈学食を利用する場合〉
うどん、親子丼、焼き・煮魚の定食 など
毎日完璧を目指さず、「今日はこれなら食べられそう」という選び方で大丈夫です。
■ 夕食
夕食は1日の疲れが出やすい時間帯です。
また、塾や部活で帰りが遅くなると、腸に負担がかかりやすくなります。
寝る直前の食事は避け、量や調理法で調整できると理想的です。
夜にあまり食べられない分、学校終わりの間食としておにぎりを持たせておくのもよいですね。


5.食事以外に保護者ができるサポート

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過敏性腸症候群の症状は、生活リズムや気持ちの状態の影響も受けやすいといわれています。規則正しい睡眠や食事の時間を意識すること、「大丈夫?」「無理していない?」とさりげなく声をかけることも、大切なサポートになります。
トイレの悩みは人に話しづらく、学校では我慢してしまうお子さんも少なくありません。
家では安心して話せる雰囲気をつくり、つらさをため込まないように寄り添っていけるとよいですね。


さいごに

高校生は、学校生活や人間関係、部活、進路への不安など、心と体にストレスがかかりやすい時期です。 成長期でもあるため、「足りているかな?」と心配になることもありますよね。 過敏性腸症候群は、食事だけでなく、生活リズムや気持ちの状態など、さまざまな要因が重なって症状があらわれます。 食事は、その中のひとつとして、毎日を支える役割を担っています。 すべてを完璧に整えようとしなくても大丈夫です。 できそうなところから、親子で少しずつ向き合っていけたらいいですね。
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