【現役銀行員が告白】決算書のどこを最初に見る?審査担当者の目線の動きを3分で解説

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こんにちは。現役で地方銀行の融資審査を担当している者です。

経営者の方からよく「銀行員って、決算書のどこを一番に見ているの?」という質問をいただきます。売上? 利益? もちろんそれらも大事ですが、実は私たちが真っ先にチェックし、一瞬で「貸せる・貸せない」の当たりをつけているポイントは別にあります。

今回は、審査担当者が決算書を開いて最初の1分でどこを見ているのか、その裏側をこっそりお教えします。

1. 「純資産」の額と中身
まず最初に見るのは「損益計算書(P/L)」ではなく「貸借対照表(B/S)」、その右下にある「純資産」です。

自己資本比率はプラスか?

債務超過(負債が資産を上回っている状態)になっていないか?

ここで債務超過だと、その時点で「原則として格付けが低くなる=融資が難しくなる」という厳しい判断になります。「利益が出ているか」よりも「会社が潰れない体力があるか」を最初に見るのが銀行員の性(さが)なのです。

2. 「債務償還年数」という魔の数字
次に私たちが頭の中で計算するのが「債務償還年数」です。

ざっくり言うと、「今の利益で、全ての借金を返すのに何年かかるか?」という指標です。

計算式:有利子負債 ÷(営業利益+減価償却費)

これが「10年以内」であれば優良企業、「20年」を超えてくると「これ以上の追加融資は慎重に……」とブレーキがかかります。売上が上がっていても、借金が膨らみすぎていると審査の目は厳しくなります。

3. 「不自然な数字」の有無
最後に見るのは、B/Sの中に「怪しい勘定科目」がないかです。

役員貸付金: 会社の金を社長が私的に使っていないか?

棚卸資産(在庫): 売れない在庫を計上して、利益を水増し(粉飾)していないか?

これらが数千万円単位で載っていると、どんなに立派な事業計画書があっても、一気に信頼感はゼロになります。

まとめ:銀行員は「過去」から「未来」を測る
銀行員が決算書を見るのは、意地悪をしたいからではありません。「過去の数字」を見て、「貸したお金がちゃんと返ってくる未来」を描けるかを確認しているのです。

「自分の決算書、銀行員にはどう見えているんだろう?」 「次の融資、今のままで通るかな?」

そんな不安がある方は、ぜひ一度ご相談ください。 現役の審査担当者の視点で、あなたの決算書を「銀行が貸したくなる状態」へ近づけるためのアドバイスをさせていただきます。
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