「のび太くんになってください」と伝えている理由
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最近、社内でよく伝えている言葉があります。
「皆さん、ドラえもんは知っていますか。
今日は“のび太”になってください。」
最初は少し意外に思われますが、
これは冗談ではなく、
業務の進め方として本気で伝えています。
ここで言う「のび太」とは、
特別な能力を持った人のことではありません。
のび太くんは、
困っていることや、うまくいかないことを
ちゃんと言葉にして、
ドラえもんに相談します。
「ドラえもん、〇〇ができる道具ない?」
これは単なるお願いではなく、
「今のやり方では無理だ」という気づきと
「こうなったらいい」という提案です。
実は、業務改善や自動化の出発点も、
まったく同じだと思っています。
「何が困っているか分からない」状態より、
「ここが困っている」「ここが大変だ」と
言語化できている状態の方が、
ずっと価値があります。
困りごとが見つかっているということは、
すでに改善の入口に立っている、
ということだからです。
Excelの入力、
帳票の作成、
データの整形や自動化。
最初から完璧な仕組みができることは、
ほとんどありません。
・毎回ここで手が止まる
・この作業が地味につらい
・何とかしたいけど方法が分からない
こうした小さな違和感や不満が、
次の改善につながります。
だから私は、
「何も困っていません」と言われるよりも、
「ここが困っています」
「ここを何とかしたいです」
と言ってもらえる方が、
ずっとありがたいと思っています。
それは、
提案の種が見つかっている状態だからです。
のび太くんがドラえもんに相談するのは、
楽をしたいからではありません。
「自分ひとりでは無理だ」と
正しく判断しているからです。
自分でできることは自分でやる。
でも、
どうしても無理なところは頼る。
それは負けではなく、
役割を正しく分けているだけだと思っています。
業務でも同じです。
どこまで自分でやって、
どこから先を任せるか。
その線引きができるようになると、
仕事は一気に楽になります。
もし業務の中で、
「これ、毎回つらいな」
「ここ、どうにかならないかな」
と感じることがあれば、
まずは、
のび太になってみてください。
その一言が、
改善や自動化のスタートになることは、
意外と多いものです。