大学に入る目的は何ですか?純粋に学問に打ち込むというよりも、就職のためと割り切っている人も多くいると思います。動機は何であれ、強い目的意識を持ちそれを持続させることが大切です。今では大学見学(オープンキャンパス参加)の機会もありますので、それぞれの目的に合わせて研修を積みましょう。大学の雰囲気を知ることや知的興奮を得ることは、大変に役に立ちます。
今日は、「読書」について考えてみたいと思います。昔話をします。私が大学生の頃、中国語学の講師に北浦藤郎先生という老師がいました。初めて授業を受けた時にはすでに85歳を超えていたと思います。先輩の紹介で親しく話をするようになったのですが、そのバイタリティーと勉強量には大変刺激を受けました。毎朝、駒沢公園を走り(雨の日は長靴をはき傘をさして)、一風呂浴びてから一日中勉強するというのです。また、大量の書物を丁寧に読み込むことを習慣としていました。「夏になると暑くて読書のスピードが落ちて困る」と真顔で言われた時には、本当に驚きました。その結果として90歳近くになって一冊の中国語辞典を執筆し、その斬新な編集内容が多くの若い研究者たちの話題をさらいました。
さて、皆さんは自らが専攻しようとする学問領域の書物を何冊読んでいますか?知的好奇心に突き動かされた読書は、決して受験勉強の邪魔にはなりません。基本的な書物を読み、遥かな学問の世界に思いを馳せながら大学への思いを新たにする。そのような受験生になってほしいと思います。是非皆さんは是非「読書人」になって下さい。決して老師に負けないように!