野菜中心で細いのに、なぜ不調が続くのか ――脂質を避けてきた身体が出しているサイン――
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野菜中心で細いのに、なぜ不調が続くのか
――脂質を避けてきた身体が出しているサイン――
■ 野菜中心で「健康そう」に見える人の違和感
食事指導をするようになって長い年月が経ちました。
その中で、何度も出会う共通点があります。
野菜を中心に食べ、
体型は太ったことがなく、ずっと細身で色白。
一見すると「とても健康そう」に見える方たちです。
ところが、そうした方の多くが
「肉の脂が食べられない」
「食べると気持ちが悪くなる」
と口にされます。
■ 脂質は「悪者」ではない
脂質は、身体を構成する栄養素の中で
水・タンパク質に次いで多い、とても重要な成分です。
脂質には
・飽和脂肪酸
・不飽和脂肪酸
があり、どちらも身体に必要です。
本来、脂質が原因で不調になるわけではありません。
■ 脂質が避けられる本当の理由
私たちが日常的にさらされている社会毒の多くは脂溶性です。
つまり、脂に溶け込みやすく、体外へ排出しにくい性質を持っています。
脂質が苦手な方がこれまで口にしてきた脂は、
「質の悪い肉」「社会毒にまみれた脂」だった、
というケースが非常に多いのです。
身体はそれを
「危険なもの」
と判断し、脂質そのものを拒否する反応を起こします。
しかし、
質に気をつけた肉や脂質に変えた途端、
食べられるようになる
ということも、実際によく起こります。
■ 甘いものがやめられない理由
野菜中心・動物性食品が少なく、
細身で色白の方に共通するもう一つの特徴があります。
それが甘いもの好きです。
タンパク質や脂質が根本的に不足すると、
身体は糖質で埋め合わせをしようとします。
その結果、糖質中毒に近い状態になることもあります。
これは意志の弱さではありません。
身体の仕組みとして起こる反応です。
■ 足すべきは「我慢」ではなく「段階」
脂質は
「避けるもの」ではなく
質を選び、段階的に戻していくものです。
私の診療では、
栄養不足が疑われる方や
脂質を摂った方がよい方には、
安心して選べる食材やお店をお伝えしています。
もし
・野菜中心なのに不調が続く
・脂質を食べると気持ち悪い
・甘いものがやめられない
そんな状態に心当たりがあるなら、
それはあなたの身体が出しているサインかもしれません。
👉「何を食べないか」ではなく
👉「何が足りていないのか」
一度、身体の状態を一緒に整理してみませんか。