発達障がいの子が偏食をする原因には、口腔内の過敏や食べた事のないものへの不安、視覚的な問題、食への関心の低さやこだわりなどがあげられます。
できる対処法として、親子丼やカレーなどご飯にかけるのを嫌がる子にはあらかじめ分けてから与える。ここで重要なのが、最初から分けるという事です。途中から別々にしたとしても、少しでもついてしまうと食べれなくなってしまう子もいます。
また、冷めたお弁当は食べれないけど温めると食べれる子、茹でれば食べれるけど焼いたものは食べれないなど、料理の温度や調理法によっても子どもの反応は変わってきます。
食に関心がない子に対しては、無理に食べさせようとするよりも、一緒に食事をする人が美味しそうに食べる事や食育の観点から一緒に野菜を育てたりするのもいいですね。
口腔内に過敏がある子に対しては、食事の前に少し口の中を触ってあげるといいかと思います。
ただ、食べれない原因を特定することは、思いのほか難しく根気がいることです。
なので、上記の事を試しても改善しない場合は、体重の増え方や身長の伸び具合はどうかをチェックして、問題がなければ様子をみてもいいのかなと思います。
偏食があっても、入園を機に友だちと食事をしている中で、だんだんと食べれるようになっていく子もいます。
心配しすぎず、体調面に影響が出てきたらすぐに医療機関にかかりましょう。