『プログラミング教育が始まります』
このようなニュースが数年前からよく流れていました。
「うちの子はパソコンに興味ないし、スポーツが好きだから関係ないな」と思った方も多いかもしれません。
「プログラミング」と聞くと、難しそうな画面に向かってパチパチと英語のような文字を打ち込んでいる姿を想像されるかと思いますが、小中学生のプログラミング教育は、そのような専門的なものではありません。
コードを書くことでも、パソコンを使うことなすことでもありません。
身に付けようとしているのは、以下のような能力です。
論理的に考える
“自分で考えて、順番を決めて、やってみる”
たとえば…
・「朝の支度、どこから始めたらスムーズかな?」と考える力
・「どうすればこのおもちゃが動くようになるかな?」と試行錯誤する力
それがまさに、プログラミング教育の中で育てようとしている力――
プログラミング的思考です。
プログラミング的思考①-日常の中より-
プログラミング的思考と聞くと特別なもののように思うかもしれませんが、実は、日常の中にたくさんあります。は、「順序立てて考え、効率よく目的(ゴール)に向かう考え方」のことです。
・朝の支度の順番を決める。(洗顔⇒トイレ⇒朝ご飯⇒荷物の確認⇒出発)
・掃除の順番を工夫する。(机⇒ベッド⇒床)
・夏休みの宿題の計画を立てる。 など
このように、プログラミング的思考とは、「順序立てて考え、効率よく目的(ゴール)に向かう考え方」のことです。
一方で、プログラミング的思考が身についていない子どもあるあるは、教師をしていてよく見かけたり、相談させれたりする、いわゆる子供の愛らしい姿です。
【プログラミング的思考が身についていない子どもあるある】
・ゲームで失敗しても理由を考えず、同じ失敗を繰り返してイライラしている。
・「掃除終わった」と言って帰ってきたが、一部分しかいつもきれいになっておらず、すぐに汚くなる
・宿題に取りかかっても、何から手をつけるか決められず、時間だけが過ぎる
プログラミング的思考②-失敗から学ぶ-
プログラミング教育では、子どもたちが「失敗→やり直し→改善」を繰り返します。
たとえば、子ども向けのプログラミング活動では「キャラクターを動かすゲーム」などを作ることがあります。
その中で、子どもたちはこういった試行錯誤を繰り返します。
「ジャンプさせたつもりなのに、タイミングがずれて音が出ない」
「ボタンを押すとずっと動き続けて止まらなくなった」
「条件を変えたら、今度は動かなくなってしまった」
このような経験をたくさんします。そのような経験を通して、子どもたちは次のようなプロセスを自然と身につけていきます。
・なぜうまくいかなかったのかを自分で考える(原因分析)
・どこをどう直せばよさそうかを見当づける(仮説)
・もう一度やってみて、比べてみる(検証)
・さらに良くするために工夫する(改善)
プログラミング的思考③-遊びながら育てる-
「ちゃんと順番を考えなさい」
「なぜ失敗したのか、自分で考えてみて」
このような言葉を子供は百万回聞いています。私もよく覚えています笑
でも、こうした声かけは、子どもにとってはプレッシャーや反発の原因になることも少なくありません。
なぜなら、こうした思考は大人にとっては当たり前でも、子どもにとってはまだ発展途上のものだからです。
だからこそ、子どもが「楽しい」「やってみたい」と思える活動を通じて、自然に育てていくことが大切です。
たとえば、Scratchやゲームづくり、ロボット操作などの活動では、
「思い通りに動かない原因を自分で探る」
「繰り返し実験をして、少しずつ改善していく」
といった経験を、遊び感覚で積み重ねることができます。
さらに、こうした思考力はプログラミングの時間だけでなく、普段の勉強や遊びの中でも育てることができます。
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まとめ:プログラミング的思考とは、どんな子にも必要な"生きる力"
プログラミング教育というと、「パソコン操作」や「将来のIT人材育成」のようなイメージが強いかもしれません。
でも実際は、「自分で考え、順序立てて行動し、失敗から学び、改善していく力」を育てる時間です。
この力は、どんな職業にも、どんな進路にも、生きていくうえで必ず必要になります。
朝の支度、掃除、宿題、料理、ゲーム――
考える力は、すべての子の“今”にも“未来”にもつながっています。
「考えるって楽しい」
そんな感覚を、子どもたちが日常の中で味わえるように。
その第一歩が、プログラミング教育には詰まっています。