「勉強しなさい」を聞いてくれない~問題は親子関係ではない~

「勉強しなさい」を聞いてくれない~問題は親子関係ではない~

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学び
「勉強しなさい」といっても子どもがいうことを聞かない。
どれだけ言ってもダメ。こっちは子供の将来を心配して言っているのに…
いつの時代もその言葉を聞いてるように思います。
私が小学生の頃もテレビの向こう側で、みのもんたさんに相談している奥様がいたように思います。(記憶にはありません笑)
では、解決策はあるのでしょうか。
これ!といった解決策はないのでしょう。だからこそこれほど教育界が理論的になってきている中で、悩み続けている内容なのかもしれません。
じゃあ、しょうがないね!とはなりませんよね。

思春期の心の中で起きていること

思春期と呼ばれる小学校高学年~中・高生の時期において、心の中では大きな二つの変化が起きていると言われています。
a. 自我のめざましい発達
「アイデンティティの確立」と呼ばれる時期で、自分が生き方や行動などを考え始め、他人との比較も始まる時期です。
自分の考えや価値観が大きく揺れ動くため、心が安定しなくなることも多くあります。
b. 親からの心理的独立
親の言うことが絶対だったり、マイハウスルールが絶対だったりしていたことが、「自分で決めたい・判断したい」という気持ちが強くなります。
だからこそ、親からの何気ない言葉でも『自分で決める自由を奪われた』という受け止め方をしてしまうのです。
保護者の方が言い方に気を付けて話しかけても、子供に響かないのはこのせいかもしれません。

先生の言葉にも反発する理由

この反発心は親だけに向かうわけではありません。学校のルールや先生からの指示にも、「なんで決めつけられなきゃいけないの?」と反発することもよくあります。
これは心理的リアクタンスともいわれます。
心理的リアクタンスとは、自由に選択できると思っていることに対して制限や強制をされてしまうと、抵抗や反発感情が生じる現象。
この現象は、強制されたり、選択肢が奪われたと感じたときに生じやすく、日常生活の様々な場面で見られます。
つまり、思春期の子供にとって、大人からの言葉が命令や指示に聞こえると、自分の自由を制限されたと思い、反発しようとするということなのです。

友達同士や第三者の言葉は、素直に聞ける

でも、友達やちょっと距離のある先生や塾の先生などからの言葉は案外すんなりと受け入れられるような姿を見ることがあります。
それは、子ども自身にとって命令や指示に聞こえておらず、「自分にその言葉をどう受け取って行動するかの判断の自由がある」という認識があるからだと言われています。
友達や第三者からのアドバイスには、強制感を感じておらず、選択の自由があるからこそ、素直に聞けるのです。

親ができること:環境を整えて、応援してあげること

じゃあ、親は何もしない方がいいのでしょうか?
そんなことはありません。
子どもが「自分でやろう」と思えるように、そっと環境を整えてあげることも、親だからこそできる大切な役割です。
たとえば、
気軽に相談できる先生や塾の先生と出会える環境をつくる
一緒にがんばれる友だちや、夢中になれるイベントに誘ってみる
興味を持ちそうな本や動画、アプリを、さりげなくそばに置く
そんなふうに、「やってみようかな」と思えるきっかけをそっと置いてあげること。
無駄に思えることも多いかもしれませんが、親からの心理的独立をしようとしている子どもにしてあげられることは、これくらいなのかもしれません。
そしてもう一つとても大切なことは、子どもが「自分で決めたこと」を、信じて見守ることです。
たとえ、その選択が親から見て遠回りに見えたり、ちょっと不安になったとしても、「あなたの決めたことを応援しているよ」と伝えてあげてください。
子どもは、誰かに指示されなくても、自分で考えて、自分の道を選ぶことで、少しずつ、自信を育てていきます。
自分たちもそうだったように――
子どもの心が疲れるのと同じように、この頃の親の心もとても疲れているのだと思います。本当にお疲れ様です!

頭の片隅でいいので…大切にしてほしいこと

「質」を求めすぎない
どうしても、親としては「効率よく勉強してほしい」「時間を無駄にしてほしくない」と思ってしまいますよね。 特に、自分が昔つまずいた経験があると、「同じ失敗をさせたくない」という気持ちから、 つい質を重視してしまうことがあります。
でも、勉強に質を求めるには、まず“量”が必要です。 まだ勉強歴が浅い子どもたちに、最初から効率や工夫を求めるのは、少し酷なことかもしれません。 まずは、間違えながらでも「たくさんやってみること」を応援してあげましょう。
成功だけをゴールにしない
受験に落ちたり、テストで思ったような結果が出なかったり…。 そのたびに「だから言ったのに!」と言いたくなる気持ちは、親なら誰でも感じるものだと思います。
でも、私たち自身も、いつエンジンがかかったのか、思い返すとバラバラだったのではないでしょうか。 希望しているルートが、必ずしもその子にとって一番いい道とは限りません。
だからこそ、目の前の結果だけで一喜一憂せず、 「何か困ったことがあった時に相談できる相手がいるか?」 「失敗を現実逃避でごまかさず、向き合おうとしているか?」 そんなことに目を向けて、成長のプロセス全体を見守っていきたいですね。

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まとめ

「勉強しなさい」と伝えても、思うように動いてくれないと、イライラするし不安になりますよね。でも、それは子どもが「自分の力で進もう」としている証かもしれません。
たとえ遠回りに見えたり、結果が出るまで時間がかかったとしても、
「あなたの選んだ道を応援しているよ」と伝えながら、
そっと後ろから支えることが、今の親にできるいちばんの応援なのかもしれません。
子どもの心が揺れる時期は、親の心も揺れますよね。
でも大丈夫です!
お互いに迷いながら、少しずつ前に進んでいく。
それが大切だと私は思います。
今日も子育て、本当にお疲れさまです!
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