あなたの苦手なことは何ですか? あなたの得意なことは何でしょうか?
この「苦手」と「得意」は真逆のようで、実は同じものであったり、互いに切っても切り離せない関係にあるのではないかと私は思うのです。
というのも、何かが苦手ということは、その反対のことは得意であると言っても良く、さらには、何かが苦手なとき、その何かが得意では発達しにくい能力などもあるからでございます。
例えば、口下手な人がいるとして、この人は「人と話すのが苦手」と言えますが、逆に「静かにしているのが得意」とも言えます。さらには、人と話すのが得意だと意識が外側にいってしまって発達しにくい能力である「内省能力があり、自己観察が得意」な人の可能性は高いのです。
つまり、何かが苦手な分だけ、その反対の見方をしたときには何かが得意であり、それは逆もまた然りということです。要は表から見るか、裏から見るかという程度の問題であり、何かが苦手だからといって、周りと比べて委縮する必要はないと言えます。その分だけ、必ず何かが得意なのですから。
苦手を克服しようという姿勢は素晴らしいことですが、それは度が過ぎれば得意を潰すことにもなりかねません。色んな見方を持って、他者の個性を尊重することはとても大切という基本にも通じるものでございますね。