「話し相手」と「安心できる相手」は違う

「話し相手」と「安心できる相手」は違う

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コラム
こんにちは!みーです。

毎日、誰かと話している。
職場では同僚と会話をする。
家族とも話す。
LINEをする相手もいる。

それなのに、

「なんだか心が満たされない」

「誰にも本当の自分を分かってもらえていない気がする」

そんなふうに感じたことはありませんか?

私の出会ってきた患者さんの中にも、

「本音を話せる人はいないんです。」

とおっしゃる方は、とても多いなと感じます。

💬 会話が多いことと、孤独ではないことは別

私たちは、

「人と話す=孤独ではない」

と思いがちです。

でも実際には、

会話の量と、心のつながりは別のものです。

仕事のやり取り。

連絡事項だけのLINE。

「今日は暑いですね」という何気ない雑談。

どれも大切なコミュニケーションですが、
それだけで心が満たされるとは限りません。

 🌱 人は「理解されている」と感じると安心できる

心理学では、

人は安心できる人間関係の中で心が安定しやすいことが分かっています。

ここで大切なのは、

「何人と話したか」

ではなく、

「自分らしく話せたか」
「本音を話せたか」

ということです。

失敗した話もできる。
弱音も吐ける。
愚痴も言える。
沈黙があっても気まずくない。
頑張らなくても受け入れてもらえる。

そんな相手が一人いるだけで、

「私は一人じゃない」

と感じられることがあります。

🍀 「ちゃんとしなきゃ」が孤独を深くすることも


精神科でお話を聞いていると、
責任感の強い方ほど、

「迷惑をかけたくない。」
「弱い自分は見せられない。」

と話されます。

親だから。
管理職だから。
医療職だから。
年上だから。

そんな役割を大切にするあまり、
本当の気持ちを飲み込むことが習慣になってしまうのです。

すると、

周りにはたくさん人がいるのに、

「本当の私を知っている人はいない」

という感覚が生まれてしまいます。

これも、孤独の一つの形なのだと思います。

 🤝 安心できる相手は、多くなくてもいい


安心できる相手は、
必ずしも昔からの親友である必要はありません。

家族かもしれません。
職場の同僚かもしれません。
趣味を通じて知り合った人かもしれません。

あるいは、
カウンセラーや医師などの専門家であることもあります。

大切なのは、

「この人の前では少し肩の力を抜ける」

そう思える相手がいることです。

🕊 私が診療で大切にしていること

患者さんを前にした時、
症状だけではなく、

「この人には安心して話せる相手がいるだろうか」

ということも大切にしています。

薬だけでは埋められない孤独があるかもしれません。

一方で、

「今日は話を聞いてもらえて少し楽になりました。」

そう言って帰られる方も少なくありません。

問題がすべて解決したわけではなくても、

「理解してもらえた」

という感覚が、
心を少し軽くしてくれることがあるからです。

一人でも多くの方にそう思ってもらえるよう
心がけています。

✍️ すぐに話せる相手がいない時は


もちろん、

「安心して話せる人がいない。」

という方もいらっしゃると思います。

そんな時に私がおすすめしたいのが、

ジャーナリング(書く習慣)です。

頭の中だけで考えていると、

同じ不安や悩みが何度も繰り返されてしまうことがあります。

でも、紙に書き出してみると、

「私はこんなことを感じていたんだ。」

「本当はこうしてほしかったんだ。」

と、自分の気持ちが少しずつ見えてきます。

心理学でも、

感情を言葉にすること(感情のラベリング)は、

気持ちを整理し、
ストレスを和らげることにつながると考えられています。

もちろん、
人とのつながりに代わるものではありません。

それでも、

「まずは自分が自分の話を聞いてあげる」

そんな時間も、
心を守る大切な方法の一つだと思います。

🌸 おわりに


話し相手はいる。
でも、安心できる相手はいない。

そんな状態は、決して珍しいことではありません。

もし今すぐ本音を話せる相手が見つからなくても
大丈夫です。

まずはノートを開いて、自分の気持ちを書いてみる。

そして、少しずつでも、

「この人なら話してみてもいいかもしれない」

と思える相手を見つけていけたら十分です。

誰かに理解されること。

そして、
自分自身が自分の気持ちを理解してあげること。

その両方が、
心の安心につながっていくのだと思います。

皆様の生活が少しでも快適になるお役に立てますように。
ではまた👋
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