こんにちはみーです。!
「家族がいるのに、なんだか孤独。」
そんなふうに感じたことはありませんか?
家族もいる。
職場にも人はいる。
SNSでもたくさんの人とつながっているように見える。
それなのに、ふと胸の奥がぽっかり空いたような感覚になる。
実はこの「孤独」は、
精神科外来や産業医面談でも、
決して珍しいものではありません。
🍀孤独は「一人でいること」とは違う
「孤独」というと、
一人暮らしだったり、
友達が少なかったりする人を思い浮かべるかもしれません。
でも心理学では、
孤独とは、「人とのつながりに満足できていないと感じる状態」
と考えられています。
つまり、
・家族がいる
・結婚している
・毎日職場で人と話している
そんな人でも孤独を感じることはあります。
反対に、
一人で過ごす時間が多くても、
「私は満たされている」と感じる人もいます。
🌸なぜ家族がいても孤独を感じるの?
理由は一つではありません。
例えば、
✓ 本音を話せる相手がいない
✓ 「心配をかけたくない」と気持ちを飲み込んでしまう
✓ 家族のお世話ばかりで、自分の話をする時間がない
✓ 一緒にいても、お互い忙しく会話が減っている
このような状況では、
「誰かはいる。でも、誰にも分かってもらえていない気がする。」
そんな感覚になりやすくなります。
🧠脳は「証拠集め」が得意
ここで少しだけ、
心理学のお話をしたいと思います。
私たちの脳には、
「自分が信じていることを裏付ける情報を集めやすい」
という性質があります。
例えば、
「私は孤独だ」
という思いが強くなると、
・返信が遅かった
・今日は誰からも連絡が来なかった
・家族がずっとスマホを見ている
そんな出来事が、いつも以上に目につくようになります。
一方で、
・「お疲れさま」と声をかけてもらえた
・家族が食事を用意してくれた
・友人が気にかけてくれた
そんな"つながり"を感じられる出来事は、
「たまたまだろう」
と、意外と見過ごしてしまうことがあります。
🌿「選択的注意」という心の働き
心理学には、
「選択的注意」
という考え方があります。
私たちは、目の前のすべてを見ているようで、
実際には、自分にとって重要だと思う情報を優先して見ています。
さらに、
幼い頃からの経験や、
これまで積み重ねてきた価値観によって、
無意識に
「私は愛されにくい」
「私は一人ぼっちだ」
という思い込みができてしまうことがあります。
すると、
脳はその考えに合う証拠ばかりを探し始めます。
もちろん、
孤独だという感情そのものは本物かもしれません。
でも、
「孤独を感じていること」と、
「本当に孤独であること」は、
必ずしも同じではありません。
🍀だからこそ、一度立ち止まってみる
孤独を感じた時、
私は自分自身にも、
相談に来られた方にも、
こんな問いを持ってみることがあります。
「本当に私は一人なんだろうか?」
「今日、私を気にかけてくれた人はいなかった?」
「小さな優しさを見落としていないだろうか?」
すると、
今まで見えていなかった"つながり"に気づくことがあります。
これは、
無理やり前向きになるということではありません。
心が少しだけ違う方向を向くことで、
見える景色が変わることがあるのです。
🧠孤独は、心だけの問題ではありません
最近の研究では、
強い孤独感は、
・睡眠の質の低下
・ストレスホルモンの増加
・うつや不安のリスクの上昇
などとも関係していることが分かっています。
だから、
「こんなことで落ち込むなんて」
「気にしすぎだ」
と思わなくて大丈夫です。
孤独は、
心だけではなく、
体にも影響を与えることがある、
決して軽く見ていいものではありません。
🌸最後に
家族がいても孤独を感じる。
それは、おかしなことではありません。
そして、
孤独を感じることと、
「本当に一人ぼっち」であることは、
必ずしも同じではありません。
心は、その時の疲れや不安によって、
見える景色が変わることがあります。
だからこそ、
孤独を感じた時には、
「本当にそうだろうか?」
と、一度立ち止まってみるのもいいかもしれません。
もしかすると、
これまで気づかなかった優しさや、
そばにいてくれる人の存在に、
少しだけ目が向くかもしれません。
皆様の生活が少しでも快適になるお役に立てますように。
ではまた👋