【日記】客観的に考えられるようになった転機

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 若い頃、航空機事故の対策にすごく興味がありました。たくさんの命を預かるからこそ、原因を特定する方法がとにかく徹底していて、そこがすごいなと思った。フライトレコーダーの解析もさることながら、本当の原因を見つけるために何年もかけるし、対策も今飛んでいる飛行機すべてに適用する。度肝を抜かれましたよね。

 当時は今ほどパソコンが普及していなくて、情報源は主にテレビだったかな。本もあったけど、そこまで積極的に読んでいたわけではなかったです(笑)。
 そんな時代の中で、ある時職場で本社の技術系の方から「メタ認知がすごいですね」と言われました。特に意識はしていなかったけど、ちょっと気になってメタ認知についての本を読んでみました。

 あまり細かく縛られるのが好きじゃないのか、本を読んでも「イメージだけ」をつかんでいた気がします。自分の考え方って、具体的に掘り下げるよりも、まず抽象的に捉えて全体を見渡すことが多かったです。俯瞰的に見る、というのはこういうことなのかもしれません。まずは大きな枠組みで考えて、その中で必要な部分を具体的に落とし込んでいく。そうすると、考えられる範囲が一気に広がり応用が利く。

 よくやるのは、「極大からの極小」という見方。大きな仕組みで成り立つことは、小さな単位でも通じることが多いです。
 飛行機の安全基準は恐らく世界最高レベル。製造業の現場は作業は一人区の集合体でもあります。極小の単位で最高水準を考えてみる。この頃から自然と、こういう視点が身についていたのかもしれません。









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