プレゼン資料ブラッシュアップのポイント

記事
ビジネス・マーケティング
ぷれぜん仙人です、

実際にココナラでお仕事させて頂いた方の事例をもとに
プレゼン資料のブラッシュアップのポイントを解説してみます。

普段は守秘義務などの関係で出せない資料
も多いのですが、

今回たまたま「公開の許可」を頂けるお客様
がいらっしゃったのと、

「デザインのみのブラッシュアップ」

という変わった案件だったので記事を
書いてみようかと思いました。

普段、私がプレゼン資料をブラッシュアップする時は
・資料の構成・順番
・どんな情報をいれるべきかの検討
・各資料でのキーメッセージ
・情報の取捨選択
・ページデザイン
・図解やグラフの作成

など、かなり多岐に渡って”関与”させて頂きます。

しかし、「デザイン変えるだけ」でも
けっこう変わるな〜

と自分でやってみて思いました。

元の資料とブラッシュアップの後の資料
の対比をしながら、どんな点をどのような意図
でブラッシュアップしたのか?

を解説してみようと思います。

「表紙デザイン」のブラッシュアップ

1.jpg

表紙はそのプレゼン資料の印象を
かなり左右してしますね。

基本的には、

プレゼン資料全体を総括するようなキャッチフレーズ
伝えたいイメージを訴求できるような画像

が入っていると良いと思います。

もとの資料の改善点としては、

1、内容が全くわからない
2、殺風景すぎて寂しい
という風に私は感じました。

そこで、

ーーーーー
1、プレゼンの内容が総括されたキャッチフレーズを入れる
2、プレゼンの内容に合ったスーツ姿の笑顔の人の画像を入れる
ーーーーー

意図としては、画面に明るさを出し、かつ信頼性を訴求できる
ようなプロフェッショナルなイメージに仕上げることを狙ってます。


「テキストチャート」のブラッシュアップ

2.jpg

もとの資料はテキストだけの
フローチャートでした。

さすがにこのままだとちょっと寂しいのと、
内容が伝わりにくいと感じました。

テキスト情報と言うのは、左脳にだけ伝わるような
情報になりがちです。
(言語でイメージを描くこともできなくはないですが遠回り)

できれば見た瞬間に、右脳的なイメージで
内容がバン!と伝わった方が良いと思います。

そこで、

ーーーーー
1、サービスが全世界に広がっていくイメージを世界地図
と放射線状に広がるイメージで訴求

2、テキストチャートのフォントを変えることで
メッセージの主役と脇役の重み付けを入れる
ーーーーー

ということを意識してブラッシュアップしました。

「画像+グラフ」のブラッシュアップ

3.jpg

もとの資料の課題点としては、

ーーーーー
1、入っているグラフの意味が分からない
2、メッセージが全然目立たない 
ーーーーー

と感じました。

そこで、

グラフを情報を絞りシンプルにする
画像を白黒にして暗いイメージの訴求、メッセージのフォントを変えて目立つように
という変更を加えました。

分かりやすく、刺さるページになった気が
しております!

「画像+メッセージ」のブラッシュアップ

4.jpg

画像のチョイスはかなり重要ですね。
伝えたいメッセージは

「チームの重要性」です。

こういう資料では、顔の見えない元のイメージ
よりもやはり明るく元気な人の顔が複数写っている
画像をチョイスした方が良いと思いました。

かつ、メッセージを効果的に伝えるために、

ーーーーー
1、チームワークを感じさせる画像を選び、
左をメッセージ用に白く残す

2、ホワイトスペースにシンプルなフォントで
チームだけに着色してメッセージを伝える
ーーーーー

という風にしてみました。

「テキストチャート」のブラッシュアップ


5.jpg
これもテキストだけのフローチャートでした。

一読して「イメージが残らない」という印象
だったので、その点を工夫しています。

ーーーーー
1、背景に半透明でイメージ画像を入れる
2、各項目のイメージを訴求するアイコンを追加
3、フォントにメリハリをつけて重要ポイントが
  強調されるように変更
ーーーーー

というブラッシュアップを行っています。

「画像+メッセージ」のブラッシュアップ

6.jpg

もとの資料は「行動できる人」「行動できない人」
の対比を「STAY」「GO」の言葉で表現している
ものでした。

これも左脳で考えないと分からないので、
意味が伝わりづらいですね。

そこで、

ーーーーー
1、「悩んで行動できなさそうな人」と「凛々しく行動的な人」
  を対比させた画像
2、メッセージのフォントを変えて大きく目立つように配置
ーーーーー

というブラッシュアップを行いました。

「表+解説」のブラッシュアップ

7.jpg

表の資料ですが、私がブラッシュアップをしていて
いつも思うこととして、

「目に優しくない資料」

が多いという点です。

目に優しくないのは、読み手への思いやりや
気遣いが足りないことによって起きます。

こういう資料を作ってまず「見やすいか?」
はよくよくチェックすべきポイントですね。

例えば、内訳になっている数字などは
主役ではなく脇役です。

脇役は目立たないようにグレーアウトさせるだけで
断然見やすくなります。

この資料では、

ーーーーー
1、注目すべき年度だけ囲みの色を濃くする
2、内訳の数字をグレーアウト
3、表の着色を薄くする
4、重要な数字のみに緑で着色
ーーーーー

することによって「目に優しい資料」
になるようにブラッシュアップしました。

「図解チャート」のブラッシュアップ

8.jpg

図解チャートも本来の意図は「右脳的に理解させる」
というものですが、

このもと資料のようにテキストだけで描いて
しまうとあまり効果的でないことが多いです。

また、色使いがあまり目に優しくないのも
気になるポイントでした。

そこで、

ーーーーー
1、各項目にイメージできるようなアイコンを入れる
2、重要なところが目立つように配色を変更
3、矢印が目立ちすぎないように薄くグレーアウト 
ーーーーー

というブラッシュアップを行いました。

まとめ:デザインだけでもかなり変わる!


いかがだったでしょうか?

今回ご紹介した資料では、
言葉、内容はほぼいじってません。 

フォント、カラー、配置、画像などの
デザイン要素だけのブラッシュアップでしたが、

見やすさ
分かりやすさ
訴求力

などの要素が変わるのをご実感頂けたんじゃないかな?
と思っております。

プレゼン資料って本当に大切です。

プレゼン資料の良い、悪いによって
受注が取れる  or 取れない
社内企画が通る or  通らない
出資(融資)が決まる or 決まらない

などの、色んな運命が平気で左右されます。

もちろん、主役は「プレゼンする人の話」
なのは間違いありませんが、

その主役の話のクオリティは資料が良いか、
悪いかによってかなり影響を受けます。

しかし、世の中にはプレゼン資料を
甘く見ている人の方が多いわけです。

だからこそ、

自分だけはこっそりプレゼン資料を
しっかり学んでおくことでかなり
「差別化」の要素にもなりますので、

プレゼン資料を勉強するのはオススメです!


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こちらはココナラで新しくサービスを
開始しました! 
通常のプレゼン資料ブラッシュアップは
「全面的に作り直す」

というイメージだったのですが、こちらは
「デザインのみ」を対象にしております。

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というご要望がある場合はご連絡頂ければ幸いです!😊


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