森の奥、木漏れ日の先にある小さくて古めかしい、
けれど不思議ときらきらと輝いているカフェ―【Luna】
このカフェには、人だけでなく、精霊たちもお茶をしに訪れます。
相席になることも、ふと隣に座られることもあるけれど―
それは本当に、偶然でしょうか。
今日、同じテーブルについたのは、Pink Lotus Fairy(ピンクの蓮の妖精)
静かなお茶の時間の中で、どんな言葉が交わされるのでしょう。
湯気の立つカップを両手で包みながら、私は小さく息をついた。
「……何もしたくないんだよね。
前に進めないし、休んでいるはずなのに、全然回復してる感じがしなくて」
向かいに座る精霊は、
ピンク色の蓮の花びらみたいな羽を揺らし、ゆっくりお茶を一口飲んだ。
「それでね」私は続ける。
「こういう時、つい思っちゃうの。
“怠けてるのかな”とか、“ちゃんとできてないんじゃないかな”って」
すると精霊は、ふっと微笑んだ。
『人の世界では、そう感じやすいのね』
「……違うの?」
『ええ。少なくとも、私の目には違って見えるわ』
精霊はカップを置いて、静かに言った。
『あなたが“動けない”と感じているその時間、それは失敗でも、停滞でもないの』
私は少し驚いて顔を上げる。
「じゃあ、これは何?」
『魂のための時間よ』
その言葉が、湯気みたいに胸に広がる。
『外の世界や役割に合わせて、ずっと頑張ってきた心はね、
ときどき魂の声が聞こえなくなってしまうの』
精霊は、そっと胸のあたりを指さした。
『だから今は、外側の音を静かにしているだけ。
あなたが止まっているのではなく、内側に戻ってきているの』
私はしばらく黙って、カップの中のお茶を見つめた。
「でも……何もしない時間って、光が消えたみたいで怖くなる」
その言葉に、精霊は首を横に振った。
『光と影は、対立していないのよ』
「どういうこと?」
『表で動いていた“光のあなた”が静かになると、
今まで置き去りにされていた疲れや違和感、言葉にならなかった本音―
そういう“影の場所”が、やっと息ができるの』
精霊はテーブルの中央に、蓮の花を思わせる光を浮かべた。
『蓮の花はね、水面の上で咲く前に、水の中でゆっくり根を伸ばすの』
「……見えないところで?」
『ええ。 見えない時間があるからこそ、花は無理のない形で咲ける』
私は、少し肩の力が抜けるのを感じた。
「じゃあ、今のこのぼんやりも……?」
『もちろん』 精霊はうなずく。
『理由もなくぼんやりすること 何も考えたくなくなること
言葉にならない感情が浮かぶこと』
『それはすべて、
魂が静かに自分の位置を取り戻しているサインよ』
『外から見れば止まっているようでも、内側では、ちゃんと再編成が起きている』
精霊は、最後にこう囁いた。
『もし今、何もしたくないと感じているなら―
それは、あなたの魂が「今は私の番」って、そっと前に出てきているだけ』
『急がなくていいわ』
『咲く準備はね、もう水面下で始まっているから』
ピンクの蓮の妖精は、再びお茶を一口飲んで、静かにそこに座り続けていた。
止まることを赦し、静けさの中で魂が戻ってくるのを、
ただ見守る存在として―。
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❄️精霊とお茶をしながらの会話はいかがでしたか?
誰かに話したいと思いながらも、なかなか言い出せずにいることも、
精霊や妖精という目に見えない存在でありながら、
実は身近にいる存在との会話なら、自然と自分の思いを言葉にすることが出来ませんか?
この新しいシリーズで精霊たちとの会話を通じて、あなたの心が癒され、気づかされるきっかけになると嬉しいです。
精霊との出会いは必然。
精霊はあなたの側にいて、あなたの力になれることを喜ぶ存在です。
Maya Toyoka
💟龍神さまやエンジェルと繋がる鑑定や、悩み・不安など占うカードリーディングをしています。
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