1 パニック症とは?
「急に息が苦しくなった」「心臓がドキドキして、このまま死ぬかもしれない…」そんな体験をされた方はいませんか?
それはもしかすると「パニック症(パニック障害)」かもしれません。パニック症は、突然理由もなく強い不安発作が起きる心の病気です。電車や人混み、閉ざされた空間で起こりやすく、同じ場所を避ける「広場恐怖」を伴うこともあります。
2 パニック症の主な原因
はっきりした原因は一つではありませんが、ストレス・過労・性格傾向(几帳面・完璧主義)・遺伝的要素などが複雑に関係しています。また、過去のつらい体験や生活環境の変化などが引き金になることもあります。
発作が起きると「また起きたらどうしよう」と不安が不安を呼び、悪循環に陥るのが特徴です。
3 自分でできる対処法
発作は恐ろしいものに思えるかもしれませんが、「必ずおさまる」という事実を知っておくことが大切です。
◎ 呼吸を整える(4秒吸って、7秒止めて、8秒吐く)
◎ 発作がきても「死なない」「危険ではない」と自分に言い聞かせる
◎ 苦手な状況から完全に逃げず、「少しずつ慣らす」ことも大切です
また、生活習慣の見直し(睡眠・食事・運動)も症状の軽減につながります。
4 ひとりで悩まないで
パニック症は適切なケアを受ければ回復できます。精神科や心療内科の受診も選択肢のひとつです。
しかし、「病院に行くのが怖い」「まずは話を聞いてほしい」という方も多いのが現実。
そんな時は、匿名で話せる電話相談も有効です。自分の思いを誰かに言葉にするだけで、心がスッと軽くなることがあります。あなたの不安は、決してひとりだけのものではありません。