こんにちは。
Mナオキです。
今春より、私が他のサイトで連載しておりますメンタル系のブログ記事をココナラ用に編集し、「出張版」という形でお届けしております。
この文章がどなたかの参考や安心材料になれたら嬉しいです。
そして第6回目では「パニック障害との共存」についてお話しします。
■パニック障害を否定し続けていた日々
パニック障害による症状が最も酷かった19歳から20歳にかけての頃、家からほどんど外出することのできなくなった私は、学生や社会人として元気に活動している同世代の人達を見ながら深く傷付き、受け入れられない部分が少なからずあったと記憶しています。
「本来なら、当時進学していた専門学校でそのまま漫画を学び続け、いきなり漫画家としてのデビューは難しくとも、どこかの先生にアシスタントとして雇ってもらいそこで力を付けながら数年後にはデビューを…」といった青写真を描いていました。
ただ、現実は実家の布団で天井を眺める毎日…
理想と現実とのギャップに、青年の私は何度絶望し病気である自分を否定したことか、当時を振り返るのも辛いくらいです。
■完全回復を目指すことのプレッシャー
それから半年か1年が過ぎ、わずかながら行動範囲が広がってきました。
プロの漫画家になりたいという気持ちが病気に勝ったのです。
うろ覚えの部分もありますが、新聞配達から始め、その後は体調に合わせて家電配送のアルバイトもできるようになりました。
更には大好きな野球も知り合いづてに頼み込み、地元の社会人チームへ病気のことを話した上で入団させていただき、試合にも出場できるようになっていきました。
専門学校時代の先生の一人は、自主退学したはずの私に絵の課題を出し続けてくださいました。
「絶望の中で地元へ戻って来たけど、まだ漫画家の夢を諦めなくて良いんだ」といった気持ちが沸き上がってきました。
そのように、少しずつできることが増えてくると「寛解」や「完治」といった言葉がチラつきはじめます。
ただそれは、新たなプレッシャーとの闘いの始まりでもあったのです。
「回復しなければならない」というプレッシャーを自分に課してしまうことにより、回復することが全てだと思い込んで、完璧を目指すことが逆にストレスとなり症状が再燃することにも繋がったのです。
■自分を受け入れるという選択肢
せっかく見えてきた「寛解」からの転落。
バイトの間に何度も発作が起き、最初は優しかった上司も段々と「またか…」といった表情に変わっていき、生きることに対して再び自信が無くなっていきます。
今だからこそカウンセラーとして言えることですが、個人差はあるものの、パニック障害は簡単に改善する病気ではないため、完璧に治そうとするのではなく「自分の状態を受け入れる」ということが心の安定への一歩であると思っています。
症状があっても恐れず受け入れることで、少しずつ症状への恐怖が薄れていき、症状自体を「自分の一部」として受け入れ、過剰に反応しないようにすることができるようになっていきます。
これは『認知行動療法(CBT)』の考え方にも通じるので、もしご興味があれば少し調べてみるとあなたの理解も深まるかもしれません。
■症状を受け入れることで得られた安定
病気を否定せずに受け入れようとする姿勢に変わったことで、少しずつ心が安定していきました。
「受け入れる」という思考は「食べ物を消化」するという運動に近いのかもしれません。
頭で消化して自分の身体の一部としてしまえば良いのです。
例えば、今までは「苦しい!発作かなにか分からないけど物凄い恐怖に襲われている!」と頭の中で消化を拒んでいたものを、「ああ、これはきっとパニック発作なんだろうな。苦しいけど頓服薬を飲んで深呼吸をすれば多少身体は楽になる」と消化するように仕向けるのです。
最初は上手くいきませんが、受け入れること自体を癖としていく中で、発作が起こってしまっても心に少しだけ余裕が生まれるようになってきます。
そしてこの繰り返しが、一歩ずつ心と身体の安定へと繋がっていくのです。
■今日のまとめ
「出張版 こころとくらす日々」その6は、「パニック障害との共存」についてお話ししました。
パニック障害に限らず、多くの心の病は「自己受容」が回復の大切な鍵となります。完璧を求めすぎず、自分を大切にしながら少しずつ諦めず歩んでいくことで、結果として症状の安定へつながっていくのです。
もし今、同じように苦しんでいる方がいたら、まずは小さな勇気を出して「自分の状態を受け入れる」ことから始めてみませんか。
――― 更新は不定期ですが、今後も日々の気づきや体験を少しずつお届けしていきます。
ココナラではカウンセリングサービスを展開しておりますので、パニック障害だけに限らず、日常生活で何かお困りのことがございましたらご遠慮なく頼ってくださいますと幸いです。
少しでも心が軽くなるように寄り添わせていただきます。