こんばんは。
Mナオキです。
今春より、私が他のサイトで連載しておりますメンタル系のブログ記事をココナラ用に編集し、「出張版」という形でお届けしております。
この文章がどなたかの参考や安心材料になれたら嬉しいです。
そして第5回目では「パニック障害でコンビニに入ることが出来なかった時代」についてお話しします。
■20歳の地獄
高校時代に初のパニック発作を起こし、19歳にパニック障害と診断され、進学先の札幌市から地元の釧路へ戻ってきた時代のできごと。
友人たちが成人式で未来を語り合いながら楽しんでいる時、私はベッドの中で一人もがき苦しんでいました。
体調はもちろん、精神的にも特に辛い時代でした。
パニック障害になると予期不安から外出することが困難になることも多く、私もその一人でした。
■近くて遠いコンビニ
実家は釧路市街地から大きく離れた田舎で、商業施設は少なく、小さな商店のほかにコンビニが1~2軒ある程度でした。
当時の私にとって、コンビニは外の世界と接点を持つことのできる数少ない場所の一つだったわけです。
ちなみに車の運転に関しては、
・通院に必要である
・外出の訓練になる
という理由で、病院から特例で許可をいただいており、安い中古車を買って体調の良い日は少しずつ外に出る訓練をしていました。
そうは言っても外出できない日の方が多く、そこそこ体調の良い日に車で数分程度の場所にあるコンビニまで買い物をしようと試みるのが限界でした。
ただ、コンビニの駐車場まで運転はするものの、強烈な予期不安とパニック発作に見舞われ、車から降りられず、頓服薬で発作をある程度抑えながら何とか自宅に戻る…ということが何度もありました。
悔しさと悲しさで何度涙を流したか覚えていないほどです。
■悪いイメージの先行
こちらも予期不安の延長線上となるのですが「今日は比較的体調が良いかも」と思って外出をしても、自動思考として、コンビニまでの道のりで失敗した時のイメージがどんどん頭の中で膨らんでいくのです。
そして駐車場に到着した辺りでその不安はピークに達します。
もう20年近く前の出来事のため曖昧な記憶ですが、当時買い物をしていたコンビニは図のような棚の配置だったと思われます。
例えば「ドリンクコーナーに何とか辿り着いても、レジまで歩くことが出来ずに発作で倒れてしまったらどうしよう」「誰かに迷惑をかけてしまったらどうしよう」「吐いてしまったらどうしよう」といった様々な不安が、頭の中にどんどん湧いてきてしまうのです。
特に酷かったのは、強烈な吐き気に襲われ、どんどん呼吸が苦しくなり、車の中で身動きが取れなくなってしまうことでした。
頓服薬を飲んで少しだけ症状が収まり自宅へ戻っても「失敗したイメージ」「コンビニへ入れなかったイメージ」が頭の中で積み重なっていくのです。
この状況から脱するには相当な期間を要しました。
普通に生きていたらコンビニに入るだけでこのような葛藤をするなんてありえませんから、誰かに話しても分かってくれないことが多いのは辛いところでもあります…
■認知行動療法
この地獄のような状況でも改善の方法はありました。
その一つが認知行動療法(CBT)となります。
簡単に説明をすると、自身の認知の歪み(本当は思ったように悪くならないのにそう感じてしまう)を理解し、その歪みを改善していく療法です。
具体的な方法の一つとして(私にカウンセリングを依頼してくださった方にもよく使用するのですが)、「不安階層表」という表を使って、不安の強さやできないことを段階的に記入し、何が自分を悩ませているのかをカウンセラーと共有しながら「出来ることの幅」や「行くことのできる場所」など目標を設定していきます。
私自身も、コンビニ→スーパー→大型店舗といった感じで、行くことの出来る場所を少しずつ増やしていきました。
尚、やり方やペースは一人一人で異なるため、具体的には医師やカウンセラーとしっかり話し合いをして目標を立てていくことが大切です。
もちろん私も症状が改善するようにお手伝いさせていただきます。
■今日のまとめ
「出張版 こころとくらす日々」その5は、「パニック障害でコンビニに入ることが出来なかった時代」についてお話ししました。
当時の私のように、どんなに重症であっても、治したいという意欲があれば少しずつ改善は見込めます。
同時に「ちょうど同じ症状で悩んでいたけど共感してくれる人がいない」という方も、このような例を参考に少しでも安心していただけると幸いです。
――― 更新は不定期ですが、今後も日々の気づきや体験を少しずつお届けしていきます。
ココナラではカウンセリングサービスを展開しておりますので、パニック障害だけに限らず、日常生活で何かお困りのことがございましたらご遠慮なく頼ってくださいますと幸いです。
少しでも心が軽くなるように寄り添わせていただきます。