「求職者って求人票のどこ見てるんですか?」と聞かれて、正直に答えた

「求職者って求人票のどこ見てるんですか?」と聞かれて、正直に答えた

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ビジネス・マーケティング
先日、採用担当を兼任している総務の方から聞かれました。「求人票、何度も読み直して直したんですけど、求職者って実際どこ見てるんでしょうか」と。

これ、実はすごく大事な質問です。書く側は「全部読んでもらえる」前提で作ってしまいがちですが、現実はまったく違います。

なぜ「全部読んでもらえる」は幻想なのか

求職者がひとつの求人にかける時間は、想像以上に短いです。スマホでスクロールしながら、数秒で「見る・見ない」を判断しています。

つまり全文をじっくり読んでもらえるのは、すでに興味を持ったあとの話。最初の数秒で目に入る部分で「自分に関係あるかも」と思わせられなければ、その先の丁寧な仕事内容も給与条件も、そもそも読まれません。

書く側が力を入れたい場所と、求職者が最初に見る場所がズレている。これが応募が来ない原因のひとつです。

今日から見直せる3つの場所

- 職種名:具体的で検索されやすい言葉になっているか(「スタッフ募集」より「日勤のみ/未経験OKの介護スタッフ」)
- 給与の最初の一行:月給の下限だけでなく、手当込みなのか、昇給の有無がひと目でわかるか
- 勤務時間・休日:箇条書きの一番上に来ているか(文章の途中に埋もれていないか)
- 写真:職場の雰囲気が伝わるものが先頭にあるか
- キャッチコピー(Indeedの場合):職種名とは別欄にある、アピールを書く場所をちゃんと使えているか

この5つは、求職者が最初の数秒で無意識にチェックしているポイントです。

実際にあった、見る場所がズレていたケース

これまで見てきた求人票の中には、仕事内容の説明は丁寧なのに、給与と休日の情報が本文の真ん中あたりに埋もれているケースが多くありました。

ある会社では、月給や昇給制度、資格手当まできちんと書いてあったのですが、場所が文章の後半。担当者に聞くと「仕事のやりがいから伝えたかった」とのことでした。気持ちはよくわかります。ただ、求職者が最初に見ているのはそこではありませんでした。

給与と休日の情報を冒頭に移動させて、キャッチコピーも見直したところ、同じ内容のまま応募数の動きが変わった、ということがありました。書いてある「内容」は変えず、「見る場所に情報を置いた」だけです。

求職者がどこを見ているかを意識するだけで、同じ情報でも伝わり方は変わります。「全部読んでもらえたら伝わるはず」ではなく、「最初の数秒で何を見せるか」を基準に、一度求人票を見直してみてください。

応募が来ない原因は、媒体ではなく求人票の中身や並び順にあるケースも少なくありません。「自社の場合はどうだろう?」と思ったら、お気軽にメッセージください。


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