「広告費を増やせば応募が増える」を疑ってみた話

「広告費を増やせば応募が増える」を疑ってみた話

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ビジネス・マーケティング
「そろそろ有料プランに切り替えようと思うんです」

先日、ある会社の採用担当の方からそう相談を受けました。無料掲載で応募がゼロだったので、次は月5万円の有料プランを検討しているとのこと。気持ちはよくわかります。でも私は「その前に一つだけ確認させてください」とお伝えしました。求人票の中身を見せてもらったところ、案の定、原因は広告費ではないところにありました。

なぜ「予算を増やす」が最初の答えになりがちなのか

応募が来ないと、多くの方がまず媒体や金額に目を向けます。理由は単純で、「お金をかければ露出が増える」というのは直感的にわかりやすいからです。

ただ、実際に200〜300件の応募対応をしてきた中で感じるのは、応募が来ない会社の多くは「露出不足」より「内容不足」が原因だということです。求人票の情報が薄い、写真がない、給与の書き方が曖昧、更新が止まっている。これらは広告費をかけても解決しません。むしろ、中身が弱いまま露出だけ増やすと、見られるのに応募されない、という状態になりやすいです。

広告費をかける前に見直したい5つのポイント

- 仕事内容が「一日の流れ」までイメージできる書き方になっているか
- 給与の金額だけでなく、何をすればその額になるのか書いてあるか
- 求人票の更新が90日以上放置されていないか
- 写真が職場の実際の雰囲気を伝えているか
- 応募後の返信スピードが決まっているか(当日〜翌日が理想)

これらは無料でできる見直しです。私が担当した企業でも、まずここを整えてから広告費の相談に進む、という順番にしただけで結果が変わったケースが多くあります。

有料プランに切り替える前に、無料枠を整えた会社の話

以前担当した小売業の会社は、無料掲載のまま応募ゼロが3週間続いていました。有料化の相談を受けましたが、先に求人票の「仕事内容」と「一日の流れ」を追加し、写真を3枚から6枚に増やしただけで、翌週から応募が入り始めました。

もう一社、飲食業の会社では、有料プランに切り替える予定だった予算を使わず、求人票の更新頻度を見直しただけで応募数が改善しました。どちらも「お金をかける前に、書いてある中身を見直す」という順番を踏んだだけです。

広告費は、中身が整った求人票に対してかけると効果が出やすいものです。順番を間違えると、せっかくの予算が「見られるけど選ばれない求人」に流れてしまいます。

応募が来ない原因は、予算ではなく求人票の中身にあるケースも少なくありません。「うちの場合はどうだろう?」と思ったら、お気軽にメッセージください。


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