Vol.7 スポーツ紙と“美人”──外見記事を追ってわかったこと

Vol.7 スポーツ紙と“美人”──外見記事を追ってわかったこと

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Xで「リセット・ルッキズム」を掲げて、外見系ニュースをメモ代わりに淡々と投稿し始めて1年あまり。

フォロワーも3桁に届かない、静かなアカウントですが(笑)、続けていると“傾向”が見えてきます。

そのひとつが——スポーツ紙、美人ネタがとにかく好き!

もう、これは間違いない。

ギャップ萌えに弱いメディア

ターゲットが男性中心だからなのか、
「美人すぎる×××」
ギャップがとにかくお好きなようです。

職業が“意外なほど”美人だと、称賛のボルテージが一気に上がるのも特徴です。

お笑い芸人なのに美人、格闘家なのに美人、政治家なのに美人……といった感じ。

ここには堂々とした ジェンダーバイアス を感じます。これ、男だったらどうなるのかを想像するとわかりやすいです。


語彙力の豊かさに、思わず感心

しかも、美人を褒める語彙の豊富さは圧巻。

最近だと、「令和の見返り美人」なんてキャッチもありました。

スポーツ紙の編集部、語彙力は本当にすごい…!

ただ、どんなに褒めちぎっていても、「ネットの声によると」と前置きし、“あくまで読者の意見”として紹介するのがミソ。

(選んでいるのは記者だろうに……)

もちろん、これはスポーツ紙だけの話ではありません。

・美はギャップがあると持ち上げられる。
・美容整形は「劇的ビフォーアフター」が大好き。
・男性ルッキズムの記事が近年増えている。

外見に関するニュースは、社会の“価値観の癖” がとてもよく見えます。

わたしは「外見オンチ」代表として、本当は“美人もひとつの個性”と思いたい。

でも現実には、美のヒエラルキーを面白がる文化がまだ強い と感じます。

ちなみに、外見系の記事をどう集めているのかというと、Googleアラート を使っています。

「ルッキズム」「美人」「ブス」「顔」「美容整形」といったキーワードを登録しておくと、毎日どんどん記事が届くのでとても便利。

メディアリテラシーに興味のある方に、かなりおすすめです。

(余談)
「ヘナ」も登録しているんですが……

韓国の女優“ヘナ”さんの記事や、ヘナがほんの少量入っただけの“ヘナ入りヘアカラー”の宣伝ばかり届きます。

ヘナ100%とはまったく別モノなのでご注意を!

だからこそ、正しいヘナ染めを広めたい と日々思っている、ヘナ専門美容師でもあります。(山中登志子)



▼ noteで実録エッセイ「53歳で美容師になった理由」連載中。
外見と人生の物語を、もう少し深く綴っています。

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