演奏仕事をオファーする側は演奏者に何を求めているか その3

記事
音声・音楽
表題について、2回にわたってご一緒に解き明かしているところです。
今日は3回目、さらに具体的なところへ迫ってゆきましょう。
まずは、その1その2をご確認いただき、全体を俯瞰しておいてください。

⚫︎演奏仕事をオファーする側は演奏者に何を求めているか その1
⚫︎演奏仕事をオファーする側は演奏者に何を求めているか その2

オファーする側が演奏者に求めるモノは
「信頼できる人物」
⬇︎
信頼できる人物とは?
要素が2つ
1)総合音楽力
  おもに4つ
2)総合人間力
  おもに3つ

今日は
1)の総合音楽力「4つ」について解剖していきましょう。

①幅広いジャンルの楽曲レパートリーがたくさん準備されていること
「一般リスナーの多くが好み、また、ちまたでよく使われているようなスタンダートな曲のレパートリー数」です。
その大半は軽音楽系楽曲です(たまにクラシック、セミクラシック)

Jazz
Latin(特にはBossaNova)
Pops(洋楽、Jpop両方)
映画音楽
Hearing系音楽

などとなるでしょう。

特にJazzやBossaNovaは、昨今どこのお店でも入ると必ずと云ってよいほどバックでかかっていますね。
お店は売り上げを上げるために音楽をかけていますので、
人々の購買意欲が高まる音楽の統計上位が、ここにあることがわかります。
すなわち「多くの人々の心が心地よくなる、気分がよくなる音楽」ということですね。

「これらの多様なジャンルのスタンダード的な曲のレパートリー数」をできるだけたくさん準備する、ということになるかと思います。


②「リードシート」を使用して、アレンジ・即興演奏できること
一字一句すべてが音符に書かれている譜面を再現する力だけではなく、
簡素な譜面をもとに「自分なりのアレンジをし、イントロからエンディングまでをその場で表現する力を持つ」ということです。

③演奏全体の好感度、および仕事水準のクオリティ
①②の実際の音の響きが、
・演奏全体の好感度
「人々の耳に好意的に受け留められること」が非常に大事です。
・仕事水準のクオリティ
「この演奏ならば仕事を発注しても大丈夫」と判断される何点かの条件をクリアすること、です。

④耳コピ採譜力
・耳コピ
「音源を聴いて」楽器に反映できる力です。
・採譜力
 耳コピした音を「譜面に記録」できる力です。

音楽の学びで云うところの
「聴音」のことですね。

お客様のリクエスト曲にお応えする際に、
自分のレパートリーにない曲の場合は、
基本、事務所側で市販のリードシートを用意してくれますが、
それもない曲の場合は「自分で耳コピ採譜する」
必要が発生することもしばしばです。



次回は2)総合人間力について解き明かしてゆきましょう。


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