93歳のおばとの文通

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コラム
私は、3年前から叔母と文通しています。
母親の姉にあたる人で、
子どものころから随分とお世話になってきました。

就職してからは
年に一度お給料から
恩返しの気持ちを送っていました。

ところが、
私の母が突然叔母との交流を絶ち
叔母を悪く言うようになりました。

そこから何年も
連絡が途絶えてしまっていたのですが
3年前に文通がはじまりました。

いまでは
叔母だけでなく
いとこやいとこの娘さんとも
交流が生まれ
ありがたい親戚付き合いも始まりました。

不思議だな…と思うのは、
私が母親の毒親問題に苦しんで
選んだ結論として

『親と距離をとる』

という選択したら

親との付き合いが
なくなった代わりに
親戚付き合いが復活したんです。

母がほかの親戚たちに対して
どのような態度や暴言を吐いていたのか
私は初めて知ることになりました。

母の許されない行為を
代わりに謝りたい…

その一心で
長く音信不通だった親戚と
次々と繋がっていきました。

親戚って不思議なもので
小学生や中学生の頃の記憶だけでも
会えば一瞬にして
「○○ちゃん!○○兄ちゃん!○○子お姉ちゃん!
変わってないね~😊」
と打ち解けられるんです。

それは、同窓会で再会する級友みたいな感じです。

「本当にごめんなさいね」と私が謝ると
「なんも気にするな」「そうだよ、家族親戚なんだから」
とやさしく許してもらえました。

ありがたいな…と思います。

私の母は人付き合いの中で
気に入らないことがあると
突然関係性を切っていきます。

なので今は姉弟とも絶縁していますし
友人もどんどん少なくなっているようです。

私にとって
母との付き合いは
とても難しく傷つけられることが
多かったのですが

93歳になった叔母との
文通は続いています。

手が震えるから…と
返事が届く回数は減ってきましたが
ポストに叔母からの手紙が届くと
とてもうれしくなります。

以前は時々電話がかかってきて
戦後のものがない頃の苦労話や
私も知らなかった母方の祖父母の話
ひ孫たちが可愛い話などを
延々と話してくれました。

私はただうん、うん、と
相槌を打ちながら聞くだけでしたが
それが私の恩返しだという気持ちでした。

長い携帯電話番号を
ダイヤルすることが難しくなって
電話も少なくなりました。

叔母が送ってくれた手紙を
入れた小さな段ボールが
ふたつになってあふれています。


毒親とは距離を置いた方がいい

というのはよく聞く話ですが
本当にそうだなと実感しています。

毒親と仲良くやっていくことは
至難の業ですし
毒親が自らを反省し自身を改めて
問題が解消できた!という事例は
残念ながら非常に少ないです。

では、
どうしたらいいのか?

今苦しい思いを抱えている人は
電話で自分の気持ちを話してみたら
軽くなるかもしれません。

同じように悩んだ経験がある私が
あなたの心にそっと寄り添います。





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