太極とは心

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占い
気学(方位学)で吉凶の方位を見定める為には「太極」が重要となります。
この太極とはいったい何か?と申しますと、八方位を見定める際の「中心」となるものです。この中心が存在してこそ方位を用いることが可能となります。 

では、太極(中心)とはいったいどこに在るのか?ということになります。これは人生を生きる上で拠点となる家です。人は家に居住して、身を守り、家庭を築き、子を産み育て、学校に通い、仕事に就き、家族が喜怒哀楽を分かち合い成長していく、このように人が生きて活動する上で家は重要な人生の軸(中心)となる場所です。この中心こそが太極であるのです。 

この太極は、およそ家に3ヵ月以上継続して居住すると、その家の環境(気)に馴染んで自身の気が家に宿り定着します。これを以て太極が築かれた状態と見做します。そして、太極が築かれた家から出て、人と出会ったり、旅行をしたり、学校へ通ったり、会社へ勤めに出向くなど、このような意志や義務、使命などによって八方位を歩むことになります。年月を重ねるほど、この太極の根は太くなるため、八方を歩む影響も強く感受していきます。
なお、家にほとんど帰宅せず居住しないことが多い状態では、気は家に根付かず気は浮遊している状態となるため八方位を定めるための太極が築かれません。そのため運気の浮沈みが激しくなり、やがて気は衰弱し心身を病むようなことになります。

また、この太極が突如として消えてしまうと、今まで歩んでいた八方は消滅し「気」は浮遊し、心身の状態が安定せず感情の起伏が激しくなり運気が減衰します。家を建て替えたり増改築すると、その家に住んでいた誰かに不幸な出来事が起きたり起こしたりするような事をよく聞きますが、家を取壊したり御神楽建築や大規模な増改築をすると、その家に築いた太極が消滅したり傷つくことになるため、おそらくこような事が原因だとも考えられます。家相学では家を取壊して新築する場合は、一時的に仮住まいに太極を築きます。その後に家を取壊します。そして家が完成したら仮住まいから新築の家が吉方となる時期に移転して新築の家に太極を築くことが肝要であるとしています。

旅先でも同じ場所に3泊以上すると、その環境に気が馴染み仮の太極が築きます。それが吉方であれば、印象に残る良い思い出が出来たり、美しい景色に包まれたり、素敵な人達と出会ったりすると、家に帰るのが切なくなるような気持になることもあります。
その感覚が太極が築いていく状態です。家に帰ると旅先での思いが忘れられず感傷的な気持ちにもなったりしますが、3日程経過すると、旅先の地に築いた仮の太極の根は徐々に切れて行き、気は真の太極(家)に帰ります。こうして、せつない気持ちは浄化して素敵な思い出として心に宿り、その思い出が気の糧となり運気が向上して行くことに繋がるのです。

太極は家ばかりに築かれるものではありません。

愛する人、親兄弟、友人、ペットなど、親しく長く寄り添えば寄り添うほど、お互いの気は互いの心に根強く宿り、お互いの心に太極が築かれ、互いに相手の為をおもいながら方位を歩むことになります。但し、心定まらず浮気を重ねたり愛人関係を築くような行為は、そこには真の太極が宿らず気は浮遊して、歩む道(方位)は絶えず不安定となりいつまでも道(方位)は定まりません。
お互いに喜怒哀楽を共にし真に向き合い「気」を宿し合った人たちほど、その相手を失うと、心に宿した太極の根が切れて深い悲しみや喪失感に支配されます。これからどの道(方位)を歩んでいいのかさえ分からなくなり、目的や希望を見失い「気」は浮遊します。
浮遊した気は、どこかに気を宿すことを求めます。それゆえに人は愛を求めるのだとおもいます。求める愛が人ではなくても、相手と過ごした幸せな日々の思い出の中に気を宿せば、その想いでの中に太極は築かれ、深き悲しみはやがて浄化し生きる支えとなって新たな道に向き合って歩みだせるのだとおもいます。

方位を見定めるために必要な太極とは目に見えるものではありませんが、私はこのような心で感じる感覚こそが「太極」であるとおもっています。
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