完全主義であるな。完全主義は災いであり、過重な負担だ。

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コラム
人間が自分自身を生きること。
この一瞬一瞬を大切に生きること。
それを妨げる大きな要因の一つとして、パールズは「パーフェクショナリズム(完全主義)」を上げました。
パールズとは、精神分析医。のちにゲシュタルト療法という心理学理論、心理療法の一つの学派を創設者。

わたしたちはわかっているはずです。
自分も人間なのだ。
人間であれば、すべてのことを完璧にやれるはずなどない、と。

頭では自分が不完全な人間であるとわかっていても、日々の生活の中では、つい
「失敗したらどうなるのだろう」
「自分に対する他人の評価が気になる」などと考えて、ビクビク怯えてしまいがちです。
頭の中では、「自分は不完全な存在でしかありえない」とわかっていても、実際は、完全であろうとこだわってしまう。

それによって、現実の自分を受け入れられなくなり、絶えず失敗する恐怖に怯えてしまうのです。
しかし、
「失敗を恐れ、体がガタガタと震えている、その自分をありのままに受け止めること」
「どんなに弱い自分であっても、どんなに臆病な自分であっても、それが自分なのだという現実を正面から受け止めること」からしか、人生のほんとうの旅ははじまりません。

パールズの言葉は、そのことを教えてくれているのです。


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