皆さん「基本給」という言葉を聞いたことはありますか?
正社員の方であれば馴染みのある言葉だと思います。
でもその基本給については「基本となる給与」ぐらいのイメージしかないかもしれません。
今回はそんな基本給の性質についてご紹介したいと思います。
まず、基本給については法的な定めはありません。
そのため、基本給があってもなくても問題ではありませんし、基本給の決め方(なにを基準にするか等)は会社によって変わってきます。
言ってしまえば会社の自由自在にアレンジできる給与となります。
とはいえ、基本給には一定の傾向があります。
①時間外手当(残業代)や深夜手当、休日手当の計算の基礎となる。
②ボーナス(賞与)の計算の基礎となる。
③昇給額の計算の基礎となる。
④退職金計算の基礎となる。
従業員にとってはとても大事なお金の基礎となります。
自由自在にアレンジできる給与といえど、適当に設定したら後で必ず後悔します。
従業員のモチベーションアップのために今年はボーナスを支給したい。
今年は景気が悪くて大手企業でも半期で3か月分の支給か。
よし、では当社では1か月分にしよう。
としたとき、以下の例では大きな差が生まれてしまいます。
Aさん
基本給:200,000円
資格手当:100,000円
計:300,000円
Bさん
基本給:300,000円
計:300,000円
毎月の給与は同額ですが、ボーナスでは10万円も差が出てしまいます。
ちゃんとした理由があってのことであれば問題ないですが、
そうでないのであれば、ボーナスの支給基準を変えるといった一手間も二手間も加えなければなりません。
そうならないためにも、この基本給は将来のことも考えて設定する必要があります。
給与計算でも最も大事な支給項目ですが、多方面にも影響を与えてしまう。
そんな恐ろしい(?)支給項目です。
(前回のブログです)