自分の命が消える直前にあなたは何を願いますか。
幸せを呼ぶ占い師 鈴音 と申します。
これまで私は二人から思いを託されました。
一人は夫の母親つまり姑です。亡くなる前に、苦しい息の下で私の長男を頼む、と言われました。自分の息子ではなく、五人いる孫の中でもその子のことだけを頼まれました。
あと一人は103歳で亡くなった夫の祖母です。私にとっては大姑にあたります。亡くなる前に夫の父、つまり私にとっての舅を頼むと言われました。百歳を過ぎても七十歳を超えた息子の心配をするのが母親のだなと感じました。「大丈夫、まかせておいて」と手を握り返しました。
自分の命と引き換えにしてでも守りたい、という強い意志を感じて、「わかりました」というほかはありません。
姑は亡くなった今でも私の長男を守ってくださっているでしょう。大姑は私の舅を守っておられるか、もっと大きなものを守っておられるように感じます。
私だったらなんと言い残したいか。最後にどんな願いが残っているか。
考えてみましたが、子供たちには「仲良くしなさいね」くらいしか思い浮かびません。
老いた母より先に亡くなるのであれば、「先に逝ってごめんなさい」ですが、本心では寿命だからしかたないと思っています。
今際の際(いまわのきわ)に、愛する人の手紙を握りしめてなくなる人生もあるでしょう。『野菊の墓』『マディソン郡の橋』はそんな話ではなかったでしょうか。
この世では一緒になれなかったけれど、来世では一緒になりたい。死んでもこの恋心だけは手放したくないという意思を感じます。
恨みつらみでなく純粋な気持ちを残して逝きたいものです。
死んでも許さない、なんて本人もしんどそうですし、聞いた人も辛いですから。
どのような人生を送っても、これで満足100点満点とはいかないでしょう。少々の後悔は残ります。それでも精いっぱいやった、やりきった、80点でも50点でも合格点だ!という甘さは大切です。
『ああ、楽しい人生だったありがとう』
月並みですが辞世の言葉はこれに勝るものなし、ですね。
自分の命が消える直前にあなたは何を願いますか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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