米不足の今できること

米不足の今できること

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コラム
幸せを呼ぶ占い師 鈴音 と申します。

風薫るこの季節、車を走らせていると田植えをしている光景を目にします。畑で植えものをしている方もおられます。

たいてい60代から70代の方のようです。こういう方が日本の農業をささえておられます。ありがたいです。

私が住んでいる地域は中山間地域で、いわゆる『米どころ』ではありません。農業をしておられる方は小規模農家で、自分の家と子供たちの食べる分だけを先祖から受け継いだ土地で作っておられます。

だから主に田畑の手入れをするのは定年後の動ける高齢者の仕事になります。田畑は一年手入れをしないと草ぼうぼうになります。それを元に戻すのは容易ではありません。草を生やすと周りに迷惑がかかる、という同調圧力?もあるでしょう。

ですが確実に田畑は減っています。山の上の方にあって、機械が入りにくい田畑は耕作放棄地になります。道沿いで車の出入りに便利がいい場所は埋め立てて宅地になりますし、日当たりの良い大きめの田畑は太陽光のパネルが並ぶのです。

昨年までそこは風にそよぐ稲が美しい田んぼだったのに、と思う私は田植えをするわけでもなければ草を抜くわけでもない、害虫が出たからと消毒をするわけでもありません。ただ見ているだけです。

なにより、あの美しい田を埋めて一番無念なのはその田んぼの持ち主です。ご先祖様に申し訳ない、自分の代で田を終わらせてしまったと断腸の思いのはずです。

米作りを断念する理由として、一番多いのは作る人が高齢になってできなくなった、もしくは体を壊してできなくなった、ということでしょう。

次に機械が壊れて買い替えなくてはならなくなったから、というのもよく聞きます。農業機械、特に稲作の機械は高額です。数百万円というのもざらにあります。
お米は、田んぼを持っている人で健康な体とある程度自由な時間があって、農業機械が買える資金がないと作れないのです。

米不足と言われて1年になります。お米の値段がどんどん上がります。では、どんどんお米は作られるのでしょうか。大規模の農業をしている場所では耕作面積を増やす機会になるかもしれませんね。しかし先に述べた理由で、細々と続けてきた農業は増えないでしょう。

私たち消費者にできることは、フードロスを減らすこと。買ったものはすべてありがたくいただきましょう。高いものを買うだけの経済的余裕がある人は、適正価格で高い農産物を買って、残さず食べていただきたい。そして日本の農業を守っていただけるとありがたいです。

お米が高いといっても1キロ1000円です。1000円といえば最低賃金の時給です。お米作りの苦労を考えたら適正価格ではないかと思います。

そんなことを言いながらも、スーパーでキャベツが1玉150円だったら「安い!」と嬉々としてカゴに入れる私。もちろん1番大きそうなものを選びます。キャベツを作るお百姓さんの気持ちになったら、苦労して作ったキャベツを150円では売りたくないかもしれませんね。お安く買い求めた野菜でも粗末にしないように、芯までおいしくいただきます。

作る人の立場になってみると適正価格で売られることは理解できますが、経済的に困っている人、育ち盛りの子供がいるご家庭は切実です。お腹を空かせた子どもを持つ親ほど辛いことはありません。どうか子供のいるご家庭だけでも、お米を安く買えるようにして欲しいものです。

子どもとその親が安心して暮らせる国でありますように。

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