心理カウンセリングをしていると、結構身近に宗教2世の人が存在しています。
やはり、本当に見た目や話し方は普通の人と何ら変わりはないのですが、カウンセリングという非日常の空間で、内に秘めたことを安心して話しても大丈夫な環境での話をするとなると、堰を切ったように表に出せなかった感情を噴き出してきます。
中には強烈な怒りを内に秘めており、それを一生懸命表に出さないように必死で生きている人もいます。下手したら犯罪に手を染めてしまうリスクさえあります。
しかし、なんとか自身の理性で抑えて、やっと今日に至っているわけです。
2022年7月に安倍元首相が宗教2世によって殺害されてしまった事件が起きてから、「宗教2世」という言葉が世に出てきましたが、あの被告の行いは決して許される行為ではありませんが、このことがきっかけで自分の素性をやっと語れるようになった宗教2世の方が大勢いることも事実です。
「宗教2世」に限らず、親によって傷つけられてきた人、生きづらさを感じながらも命からがら生きてきた人、毒親によって今もなお苦しんでいる人、たくさんいらっしゃることでしょう。
しかし、その親もまた、苦しさから逃れるために宗教に救いを求めてしまうという、心の弱さを宗教に頼ってしまったということから始まっている場合もあることでしょう。
正しい信仰ができれば、こんなことにはならないのですが、不安を煽って信仰させる、マインドコントロールをして多額のお布施を要求してくることは、正しい信仰とは言えません。
一番安心していられる家族によってマインドコントロールされると、なかなかその状態にあることに気づくことができなかったり、不安にさせられて親の思い通りに動かされたり、それが般化(似ている刺激に対して、同一の反応を示す現象)して、他者にも心をコントロールされてしまう悪循環に陥る場合が多かったりします。
生きづらさから解放されるためには、やはり安心を保証された空間と時間の中で、秘密を守れる人に語ることから始まります。
ぜひ、あなたの、そのつらい思いを聴かせてください。