【見なきゃ損です】Netflixの「この番組」は恋愛と信用とビジネスのいろいろに引き込まれる
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ビジネス・マーケティング
なぜ、信用の薄い恋愛は長続きしないのか
恋愛リアリティショーを見ていると、
どこかで冷めてしまう理由がある。
短期間で距離が縮まり、
数日で「特別な存在」になり、
一気に感情が盛り上がる。
でも心の奥では、
こう思ってしまう。
「この関係、信用はまだ何も積み上がっていないのでは?」
この違和感は、
恋愛だけの話ではない。
短期間で盛り上がる関係ほど、壊れやすい
大学生の頃から振り返ってみても、
短期間で一気に距離が縮まった恋愛が、長く続いたことはほとんどなかった。
むしろ、そういう関係ほど消耗が激しい。
実体験として、短期間で近づく相手には特徴があった。
・連絡頻度が極端に高くないと不安になる
・身体的距離が過剰に近い
・感情のアップダウンが激しい
当時は「好かれている証拠」だと思っていたが、
今なら分かる。
これは信用の積み上げではなく、感情の前借りだ。
心理学を学んで分かった「信用の構造」
編集者として、
内藤誼人さんや大嶋信頼さんといった心理学の専門家の書籍を編集する中で、
自分自身も心理学(恋愛心理学を含む)を学んだ。
そこで腑に落ちたのが、この考え方だ。
人と人の関係は、「信用のクレジット」で成り立っている。
・一貫した行動
・言葉と態度の一致
・時間をかけた小さな約束の履行
これらが積み上がって、
初めて「安心」や「信頼」が生まれる。
感情が先に走る関係は、
信用残高がゼロ、もしくはマイナスの状態で取引を始めているようなものだ。
「ラブ上等」は、恋愛ではなく信用を描いている
Netflixの『ラブ上等』は超・見てほしい!!
他と違うのは、
恋に落ちるスピードを競っていない点にある。
登場人物の多くは、
心理学、カウンセリング、コーチングなど、
人の内面に関わる仕事をしている。
だから彼らは、
・分からないまま惹かれている状態
・信用がまだ足りないという自覚
・距離を縮めないという判断
を、そのまま言語化する。
ここでは、
「好きだから信じる」のではなく、
「信じられる行動があるか」が問われ続ける。
これ、完全にビジネスと同じ構造ではないか
この番組を見ていて、
途中から強烈な既視感を覚えた。
これは恋愛ではなく、
ビジネスそのものだと。
・初対面で売り込んでくる人
・実績も関係性もないのに距離を詰めてくる人
・「今すぐ決めてください」と感情を煽る人
これらはすべて、
信用を貯めずに、いきなり回収しに来ている状態だ。
一方で、
地味でも長く続くビジネスは、
・発信に一貫性がある
・約束を守り続けている
・すぐに売ろうとしない
つまり、信用残高を淡々と積み上げている。
ブランドとは、信用の履歴そのもの
マーケティングの世界で言う「ブランド」とは、
ロゴでも、肩書きでも、派手な実績でもない。
その人(その会社)が、どれだけ信用を積み上げてきたかの履歴だ。
ラブ上等を見ていると、
「この人は信用を増やしているな」
「今の発言で、信用を一気に失ったな」
そういう瞬間が、はっきり見える。
そしてそれは、
自分自身の仕事にもそのまま当てはまる。
恋愛に冷めた人ほど、仕事では強くなる
恋愛を疑うようになった人は、
感情よりも構造を見る。
だからこそ、
・長期視点で関係を築ける
・信用を安売りしない
・ブランドを毀損する行動を取らない
これは、
ビジネスにおいては圧倒的な強みだ。
人と人の関係は、
恋愛でも、仕事でも、マーケティングでも同じ。
一瞬の盛り上がりか。
それとも、信用のクレジットか。
あなたは今、
自分のブランドの信用残高を、増やす行動をしているだろうか。