自動動画生成AI、Vrew(ヴリュー)

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IT・テクノロジー
 2023年5月現在、毎週のようにAIについての新しい情報が発表されている。その中で今回注目したいのは、動画編集ソフトのVrew(ヴリュー)についてだ。
 Vrewは人工知能を活用して動画の音声を分析して、自動で文字(テキスト)に変換してくれるソフトらしい。発表当初はYouTubeなどの動画の字幕を自動でつけてくれる点で画期的だったが、他にも同様の機能の付いたプレミアプロなどのソフトが発表されるにつれ下火になっていたという。しかし今、Chat GPTのようなAI機能が追加されてアップグレードされ、非常に便利になっているという。
 なんとタイトルを入れるだけで動画編集ができてしまう、自動動画生成AIに進化したらしいのだ。
作業は次の手順で行う。
 • まずPCに無料でダウンロードして、インストールする。
 • 「新規で作成」→「テキストからビデオ作成」を選ぶと「動画の台本を入力して下さい」という画面になる。テーマの要約という欄に、適当な題名を入れて、下の方にある「AIで作文」というボタンを押すと、「作文中…」となりしばらくすると勝手に台本が入力される。
 • AIの作った台本をベースにして、細かい部分を自分の気にいるように修正も可能だ。
 • 画面比率を選ぶ(YouTubeショート用の縦画面、普通のYouTubeの横画面、インスタ用など)
 • 台本を読み上げる声優を選択
 • 完了ボタンを押す
 • 「台本に合う画像を生成しています…」少し時間がかかる。
手順は大体これだけ。内容に合わせた画像が次々に現れ、テロップとナレーションはピッタリだし、BGMも入っている。
すごいの一言だ。
細かい修正の仕方も簡単そうである。
Vrewは商用利用や著作権侵害の問題についても問題ないと公式から言及されている。画像、動画、効果音、BGM、デザイン字幕など全て、著作権侵害の心配のない素材をまとめて使っているそうだ。AIが勝手に生成してくれている動画も、Pixabay、Pexelsというフリー画像サイトから、内容に合った画像をAIが選んで使っているのだというから、安心して使える。
以前紹介したPictoryという AIツールも、自動で動画生成してくれたが、英語なので少し難しさを感じた。今回のVrewはGoogleで調べてみるとボイジャーという韓国のベンチャー企業が作ったらしく、日本語で作業ができるので助かる。早速やってみたいと思う。

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