狐は、見上げた所にあるとても美味しそうな葡萄が欲しかったけれど、その葡萄はあまりに高い所にあって手が届かない。
だから
「どうせあの葡萄はすっぱくて不味いに違いない。」
そう考えることで自分を納得させた。
ここ最近ずっと自分の中の海王星の感覚を探していました。
私の海王星は山羊座7ハウスにあります。
海王星には夢や理想、幻想、まやかし、依存、消える。そんな意味があって。
山羊座は社会、地位、物質、現実的、ルール、責任とかいう意味があります。
7ハウスには結婚、パートナーシップ、人間関係をあらわします。
それぞれの意味は分かるけれど、全部を合体させると自分の中の感覚ではいまいち分からない。
それでずっとずっと海王星に思いを馳せていたのです。
ところが今日になって、ふと、ひらめきました。
その時のエピソードを綴っていこうと思います。
私にはパートナーがいます。
その彼とは、家を建てようかという話が出ていました。
彼はとても慎重に、けれど前のめり(私にはそう見える)に家を建てる土地探しをしています。
家を建てるために必要な知識を積極的に取り入れ、どんな間取りがいいか考えては、とても楽しそう。
良いと思った本やYouTubeを私にも見ろとすすめてくる。
ウキウキワクワクしても全然おかしくない、むしろウキウキして当たり前くらいの空気感の中で、私だけが心弾まない。
不思議だった。
私は家が大好きだし、間取りを考えるのも大好き。
大好きな要素しかないのに、ちっとも楽しみに思えない。
理由が自分でも分からなくて、ずっと不思議に思っていたのだ。
「どうしたの?なんで楽しくないの?」
自分に問いかけた。
その時ふっと思い出したのは、昔住んだ家。
その家は今も近所にあって、別の家族が住んでいる。
私の子どもと変わらないくらいの子がいる家族だ。
その家は、かつては私の夢が詰まった私の、いや、私たちの家だった。
住宅展示場を周り、1から間取りを考え、どんな雰囲気にするか、夫と2人で楽しみながら建てた家だった。
お気に入りのソファとテレビボード、こだわって遠くまでショールームまで行って決めたキッチンに、美しい柄のカーテン。
すべてが素晴らしくて、私の楽園だった。
けれども、私の楽園での生活は5年も続かなかった。
夫と離婚を決めたのだ。
そのまま住み続ける選択肢もあったけれど、シングルマザーに一軒家は贅沢すぎると思った。
家よりも、子どもたちの生活のクオリティが大切だと思った。
だから、断腸の思いで手放した。
幸いにも家を買ってくれる人が現れて、ローンもすっかりなくなり、本当に綺麗サッパリできた。
今でもあの決断は間違っていなかったと、自信を持って言える。
固定宮で物大事な牡牛座が一番大切な物を手放すには、それはそれは時間がかかったけれど、だからこそ、今でもその判断は間違っていなかったと思っている。
自分でもすっかり納得できたと思っていたのだ。
つづく。