人は海王星の夢をみる②

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それから狐は葡萄のことなどすっかりと忘れたように日々を楽しく過ごしました。


ところがある日、葡萄の前を通らなければいけない用事ができました。


狐はギクリとしました。


忘れたのではなく、忘れたフリをして、葡萄の近くを通らないようにしていただけだったのです。





私は1番高価で大切な物を手放した。


それからというもの、あの家から持ち出したソファ以外、大切な物がなくなった。


ソファだって、子どもたちが欲しがるから残したけれど、無くなっても平気。


何ひとつ、無くなっても惜しくない。


何ひとつ、欲しい物もない。


それどころか、いつでもどこでも行けるように、物は極々わずかで良くなった。


すっかり身軽になって、気分は爽快。


大事なものが1個もない、牡牛座らしくない、ミニマムなNEW牡牛座に生まれ変わった気分。


それがいい変化だったのではなくて、ただただ怖かったのだと、今回の「家を建てる」という出来事で気付かされる。


また失うかもしれない恐怖。


「かもしれない」どころか、間違いなく失うという謎の確信さえあった。


牡牛座にとって家は楽園、天国、桃源郷。


それを失うことは、とんでもないどん底の絶望感なのだ。


二度と同じ思いをしてなるものかと、パートナーに対する非協力的な態度で、私の無意識は全力で抵抗していたのだ。


これに気づいた時、涙があふれて止まらなくなった。



正直これを打ち込んでいる今も、泣きながら書いている。


そしてこの気づきをきっかけに、私は私の海王星の感覚、私の叶わない妄想に触れることができたのです。
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