こんにちは!
キャリアコンサルタントのきむにぃ(木村尚文)です。
今日は、僕が管理職時代に体験した「たまらなく楽しかった瞬間」の話を書きたいと思います。
普段、独立後の話や、1on1の話、聴くことの話を書くことが多いですが、よく考えてみると、管理職時代の「純粋に楽しかった話」って、あんまり書いていない気がしたんですよね。
僕は管理職を9年やってきました。 うまくいかない時期も、悩んだ時期も、もちろんありました。
でも、振り返ると、「あの瞬間は最高だった」と今でも鮮明に思い出せる場面が結構たくさんあります。
■トップセールスばかりの組織を任された日
管理職時代の中盤、僕にとって大きな転機がありました。
会社の組織改編で、社内のトップセールスばかりを集めた新組織が立ち上がったんです。
東京で売れまくっているメンバーを集めて、特定の顧客層を開拓していこうという、いわゆる精鋭部隊、銀河系軍団でした。
そして、僕がその組織の課長として任されることになりました。
正直、めちゃくちゃ嬉しかったです。
自分が課長としてやってきた仕事が、多少なりとも認められていたんだなと感じました。
ただ、ありがたいと同時に、不安もありました。
それまでの僕は、どちらかというと自分より年下の部下を見ることが多くて、営業のやり方を教える立場でもありました。
でも、今回のメンバーは違います。 僕なんかよりも、ガンガン売っているつわものたちばかりが集まっている。
そんなメンバーに対して、自分が課長として何を提供すればいいのか。
めちゃくちゃ考えました。
■「ついてきたいと思われるリーダー」を勉強した
そこから僕がやったのは、本気で自分を磨くことでした。
それまでの僕は、正直なところ、本をあまり読まないタイプでした。
でも、この時に初めて「みんながついてきたいと思うリーダーって、どんな人なんだろう」を本気で勉強したんですよね。
リーダーシップに関する本を、本当に色々と読みました。
気になるアプローチがあったら、すぐにメモして、すぐに実際に試してみる。
薄々お気づきかとも思いますが、僕ってわりと単純な人間なんですよね(笑)
「これ面白そう」と思ったら、まずやってみる。
そういう性格が、この時はうまく働いた気がします。
例えば、毎朝メンバーに対してちょっとポジティブな言葉を発信してみる。
ちょっとした成功を、小さくてもちゃんと言葉にして承認する。
メンバーの背景や価値観を、雑談の中で丁寧に聴く。
そうしたら、本当に少しずつチームの空気が変わっていきました。
■「ベクトルが揃った瞬間」の最高さ
そして、ある時から、不思議な感覚が生まれ始めました。
それは、チームのみんなのベクトルが、本当に一つの方向を向いているという感覚です。
「このチームで結果を出したい」
「みんなで何かを成し遂げたい」
そういう気持ちが、僕だけじゃなくて、メンバー全員の中に、確かに流れているのが分かるんです。
これを言葉で説明するのが難しいんですが、会議のちょっとした空気、雑談の中での発言、何気ない目線、そういうものから、「みんな、同じ方向を向いているな」と感じる瞬間がありました。
そして、そのチームで結果が出た時、本当に、もう、たまらないんですよね。
脳汁出まくりです。
個人の成果として結果が出るのも、もちろん嬉しい。
でも、「みんなが同じ方向を向いて頑張った結果」が出た時の喜びは、それとは全く別物でした。
「ああ、課長の仕事って、最高だな」
そう思いました。
■課で社長賞を取った日
そんな日々の中で、ついに大きな出来事が起きました。
僕のチームで、社長賞を取ることができたんです。
会社の社長賞って、僕にとっては最高の名誉でした。
個人で取ることも嬉しいですが、課長としてチームで取るのは個人で取ることよりも圧倒的に嬉しいものでした。
ただ、率直に言って、その時のチームの目標数字は本当に半端ない数字でした。
「これ、どうやって達成するんだ?」と正直、途方に暮れるレベルでした。
それでも、メンバーが本当に頑張ってくれたんです。
僕が「みんなで取りに行こう」と言ったら、「木村さんがそう言うんなら、絶対やりましょう」と、メンバーが背中を押してくれました。
達成して社長賞が決まった時、メンバーがこう言ってくれたんです。
「木村さんだから、やりたいと思って頑張ったんです」
これを聞いた時、本当に胸が熱くなりました。
自分が大事にしてきた関わり方が、ちゃんとメンバーに届いていたんだなと、心の底から実感できた瞬間でした。
■課長の仕事は、最高に楽しい
ここまで書いてきて、改めて思います。
僕は、課長という役割が、本当に楽しかった。
正直、プレイヤーとしての営業マン時代の細かい仕事内容はあんまり覚えていないのに、マネージャー時代のことは今でも鮮明に思い出せます。
部下の本音を聴ける時間がある。
チームでベクトルを揃えて、一緒に何かを成し遂げられる。
達成した時に、みんなで喜び合える。
お互いの成長を、近くで見届けられる。
そして、何年経っても続く、深い関係性が生まれる。
正直、若い頃の僕は「リーダーシップがない」と言われ続けていて、課長になるなんて想像もしていませんでした。
「自分には向いてないだろう」と、ずっと思っていました。
でも、いざやってみると、こんなに楽しい仕事だったとは。
自分でも、本当に驚きでした。
僕にとって課長は、最高に楽しい役割でした。
もちろん、大変なこともたくさんあります。
板挟みになる時もある。
理不尽な思いをすることもある。
でも、それを超える楽しさが、確実にありました。
チームで一つの方向を向いた時のあの感覚は、他の何にも代えがたいものでした。
もちろん人それぞれの向き不向きはあります。
元部下は課長を蹴って辞めましたが、それはそれで良い決断だったと思ってます。
自分でしっかり考えて選ぶのが一番です。
■今でも、あの時の仲間が応援してくれる
そして、これが本当にありがたいんですが、当時のメンバーたちは、独立した今でも、僕を応援してくれています。
これは、たぶん、あの時にベクトルを揃えてチームでやりきった経験が、お互いの中にしっかり残っているからなんだろうなと感じています。
仕事の関係を超えて、人として繋がれる。
そういう関係性が作れたこと、それ自体が、僕の管理職時代の一番の財産だなと、今になって本当に強く感じます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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