『ちゃんとやらなきゃ』で苦しい管理職へ。僕が肩の力を抜けた、ある問いの話

『ちゃんとやらなきゃ』で苦しい管理職へ。僕が肩の力を抜けた、ある問いの話

記事
コラム
こんにちは! 
キャリアコンサルタントのきむにぃ(木村尚文)です。

今日は、特に管理職の方に向けて書きたいと思います。

特に「ちゃんとやらなきゃ」「うまくやらなきゃ」というプレッシャーで、心がすり減っている方に届いたら嬉しいです。

というのも、これはかつての僕自身の話だからです。


■自分に、本当に務まるんだろうか…?

少し昔の話をさせてください。

僕が課長から部長に昇進した時のことです。
任されたのは、自分がプレイヤーとして経験したことのない領域で、しかも一気に70名という大きな組織の責任者になることでした。

その時の僕の頭の中は、不安でいっぱいでした。

「うまくやらなきゃ」
「ちゃんと結果を出さなきゃ」
「部長なんだから、しっかりしなきゃ」

毎日そんなことを考えては、プレッシャーで頭の中がぐるぐるしていました。

今思えば、この「〜しなきゃ」のオンパレードが、自分をどんどん苦しくしていたんですよね

そんな時、あるコーチングの場で、利害関係のない第三者であるコーチに、自分の不安を聴いてもらう機会がありました。


■コーチからの問い

僕がひとしきり不安を話した後、コーチはフラットにこう問いかけてきました。

「木村さんは、仕事でどんなことを一番大事にしているんですか?」

僕は少し考えて、こう答えました。

「自分が、どう成長できたか、だと思います」

すると、コーチはこう言ってくれました。

「だったら、”うまくできるか”じゃなくて、”自分が成長できているか”だけを考えればいいんじゃないですか?

その瞬間、肩に入っていた力が、フッと抜けました。

僕はずっと「うまくやること」に囚われていました。
でも、よくよく考えてみたら、僕にとって仕事の本当の軸は「成長」だったんです。

「うまくやれるか」じゃなくて「成長できているか」。
そこに目を向けるだけで、驚くほど心が楽になりました。

持っている価値観は人と話すことで表出し、気付くことがあるという良い例とも思います。


■結果は完全にコントロールできない

このコーチングのあと、僕の中で大きく変わったことがあります。

それは、結果への向き合い方です。

それまでの僕は、「できるか、できないか」という物差しで、自分を測ることが多かったように感じます。

目標を達成できるか。
評価されるか。
失敗しないか。

毎日、未来の結果ばかり考えて、悶々としていました。

でも、コーチとのやりとりの後に気付きました。

いくら心配しても、結果は完全にコントロールできない。

結果には、相手の都合もあるし、環境の変化もある。
自分の力だけでどうにもならないことが、たくさんあります。

そこで僕は、自分への問いを変えました。

うまくいくだろうか?と未来を憂うのをやめて、 今日、自分ができることはやったか?と、今この瞬間に目を向ける。

「結果が出たか」じゃなく、「自分が成長できたか」を見る。

問いを変えただけなんですが、これで本当に心が軽くなりました。
そして不思議なことに、肩の力が抜けたことで、結果的に仕事のパフォーマンスも上がっていきました。


■「理想の管理職像」を手放す

もうひとつ、管理職時代の僕が苦しんでいたことがあります。

それは、「理想の管理職像」と「今の自分」のギャップでした。

実は僕、若い頃から上司に「お前にはリーダーシップがない」「人をまとめる力がない」と、散々言われてきました。

同期には「俺についてこい!」と言えるようなカリスマ性のある人間がいて、彼と比べられるたびに、「ああ、自分は管理職なんて向いていないんだな」と引け目を感じていました。

だから僕は、無理して「強いリーダー」を演じようとしました。
もっとグイグイ引っ張らなきゃ。
もっと堂々としなきゃ。

でも、これが見事に空回りするんですよね。
無理をすればするほど、苦しくなる。

当時悩んでいた僕は色んな本を読んで勉強しました。
それこそ以前に書いた習慣はこの時期に始めたものです。

そして、気づきました。
無理して、誰かの真似をする必要はないんじゃないか?と。

僕にはカリスマ性はないかもしれない。
でも、自分自身がパワハラや挫折で苦しんだ経験があるからこそ、「部下の痛みに寄り添うこと」は誰よりもできるはずだ。

そう開き直ってからは、「引っ張るリーダー」を目指すのをやめて、「部下の話を聴き、支えるリーダー」を目指すことにしました。
いわゆるサーバント型のリーダーというやつですね。

すると、部下たちが安心して本音を話してくれるようになり、結果としてチームの結束も固まっていきました。


■管理職だって、弱音を吐いていい

管理職も人間です。
役割を負ってるだけのただの人間です。

上からは数字を求められ、部下からは不満を言われ、毎日板挟みになる。
それなのに、「リーダーたるもの、弱みを見せてはいけない」と思い込んで、一人で全部抱え込んでしまう。

前職でも管理職に求められる要請はどんどん上がっていっていました。
上からも下からも「管理職なんだから働け、甘えるな」と声なき声をぶつけられる。

僕はうまく折り合いをつけてやっていましたが、周りの管理職の方などで疲弊しきっている方や、自ら望んで降格する人は結構いました。

僕は管理職は本来とても素晴らしい、やりがいの大きな役割と思っています。
でも今、そう思えない人が増えている。

その理由の1つに管理職が人に話を聞いてもらえる場が非常に少ないことにあると思っています。

私はSmart相談室というサービス内でキャリコンとして色々な方のお話を聴いているのですが、管理職の方の需要がとても大きい。
そして、皆さん、不安や苦しさを吐露してくださいます。

再度言いますが、

管理職も人間です。
役割を負ってるだけのただの人間です。

もし不安や苦しさなどありましたら、私で良ければお話聴きます。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

【前回の記事】

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す ココナラコンテンツマーケット ノウハウ記事・テンプレート・デザイン素材はこちら