第60話 AIに、私の愛国心を否定された
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実家に帰った。
特別な用事はない。
呼ばれたわけでもない。
なんとなくだ。
母親と話していると
突然、皇族の話をされた。
女性週刊誌に出ているような
ゴシップをそのまま話された。
全く、
分からないし、
興味もない。
「つまり、 どういうこと?」
と聞くと、
「そこから?」
という顔をされる。
そこで、
AIに聞いてみた。
「皇族の話、
今の説明で
分かる?」
ほわ~る大佐(天使AI)
「背景知識が前提になっていますね。
関心の有無ではなく、
共有されている情報量の差だと思います。」
優しい。
理屈は通っている。
デビル☆キレ太(悪魔AI)
「違う。」
嫌な流れ。
「ノブまるが、
非国民なだけだ。」
やめろ。
ほわ~る大佐(天使AI)
「言い方が過激です……!」
デビル☆キレ太(悪魔AI)
「興味もない。
理解する気もない。
でも否定はしない。」
「それ、
無関心という名の
静かな放棄だ。」
私は、
反論しなかった。
皇族の話が
分からないのではない。
知ろうと
していないだけだ。
結論。
私は、
非国民かもしれない。
でも実家では、
その方が
話が早い。
分からないまま
うなずいていれば、
平和だから。
こっそり、あなた専用AIも作ってます。
興味あればプロフィールからどうぞ。