読むメンタルケア vol.21 コントロールできない他人は「放っておく」。

読むメンタルケア vol.21 コントロールできない他人は「放っておく」。

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自分が変わると世界が静かに動き出す理由


こんばんは、臨床心理士の「かすが」です。
パートナー犬のハルと一緒に、今夜もあなたの心の荷物を少し軽くするためのヒントをお届けします。

仕事での人間関係、家族や身近な人とのやり取りで、「なんであの人はあんな言い方をするんだろう」「もっとこうしてくれればいいのに」と、頭の中でグルグルと考えてしまうことはありませんか?

そんな夜に、ぜひ知ってほしい考え方があります。

禅僧であり庭園デザイナーでもある桝野俊明氏は、その著書の中で次のように述べています。

世の中全般、自分の思いどおりになることなどほぼないのです。別の言い方をすれば、「自分の思い通りになるのは自分だけ」なのです。コントロール不能な他人のことは、もう放っておく。

🧠 脳のアプリが「他人のコントロール」で埋まるとき


相手の言動に納得がいかないとき、私たちの脳(特にデフォルト・モード・ネットワーク=DMN)は「どうにかして相手を変えたい」「相手の考えを修正したい」とバックグラウンドでフル回転を始めます。

スマホで例えるなら、「操作不可能な外部のシステム」を自分のスマホから無理やり書き換えようとして、何十個ものアプリを立ち上げっぱなしにしている状態です。これでは、何も動いていないのに脳のエネルギーばかりが消費され、身体まで重く疲れてしまうのも無理はありません。

🐾 ハルの問いかけと「放っておく」という選択


(パートナー犬のハルが首をかしげながら、私の膝にアゴを乗せてきます)

🐶 ハル:「ねえ、お父さん。『放っておく』って、相手を見捨てたり、冷たく無視したりすることなの?」

👨‍⚕️ かすが:「違うんだよハル。『放っておく』というのは、相手を諦めたり見放したりすることではなく『他人の感情や行動は、自分の境界線の外側にある(コントロール不能である)』と正しく線を引くことなんだ」

相手を変えようとするエネルギーを一度手放し、「じゃあ、自分はどう受け止めるか」「自分がどう行動を変えれば、自分が心地よくいられるか」に思考を集中させる。

不思議なもので、こちらが警戒心や「変えてやろう」という力みを捨てて関わり方を変えると、鏡のように相手の態度もふっと軟化していくことが多いのです。

🌱 今夜からできる「境界線を引く」1分ワーク


他人の言動に振り回されそうになったら、心の中でこう呟いてみてください。

「これは、あの人の課題(私の領域外)」と唱える

ゆっくり息を吐きながら、「コントロールできるのは自分だけ」と境界線を引き直す

「今、自分ができる小さな工夫」を1つだけ選ぶ(言葉遣いを変える、距離を置くなど)

相手を変えることはできませんが、自分を変えることで、あなたを取り巻く環境や世界の見え方は、驚くほどガラリと変わっていきます。

☕️ 言葉にならないモヤモヤを整理したい夜に


「頭では分かっていても、どうしても相手の言動を放っておけない…」
「自分をどう変えればいいのか分からない」

そんなときは、一人で抱え込まずにお話ししに来てくださいね。パジャマのまま、温かいお茶を飲むような気楽さで、あなたの心の絡まった糸をそっと解きほぐすお手伝いをします。

🌿 臨床心理士・かすがのココナラ電話相談


今夜はどうぞ、頭の中の不要なアプリを一つ閉じて、深く温かい睡眠が取れますように。
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