「頼まれると断れない」は、優しさだけが理由ではないのかもしれません

「頼まれると断れない」は、優しさだけが理由ではないのかもしれません

記事
コラム
「これ、お願いしてもいい?」

そう言われると、

本当は忙しいのに、

「大丈夫です。」

と答えてしまう。

すでに自分の仕事を抱えていても、

困っている人を見ると、

つい引き受けてしまう。

そしてあとから、

「なんでまた引き受けちゃったんだろう。」

と、一人で疲れてしまう。

そんなことはありませんか。

頼まれたことを引き受けられるのは、

その人の優しさでもあると思います。

困っている人を助けたい。

できることなら力になりたい。

職場のみんなが少しでも楽になればいい。

そんな気持ちは、

とても自然なものです。

でも、

いつも断れないのだとしたら、

そこには「優しさ」以外の気持ちも、

少し混ざっていることがあるのかもしれません。

断ったら嫌な顔をされそう。

協調性がないと思われたらどうしよう。

仕事ができないと思われたくない。

自分がやったほうが早い。

期待されているなら応えなきゃ。

そんな思いが、

「大丈夫です。」

という言葉の後ろに隠れていることがあります。

だからといって、

「もっと断れる人になりましょう。」

ということでもありません。

助けたいと思って引き受けることも、

もちろんあっていいのだと思います。

ただ、

何かを頼まれたときに、

ほんの少しだけ、

自分の気持ちを確認してみる。

「私は引き受けたいのかな。それとも、断るのが怖いのかな。」

同じ「はい」でも、

この二つは少し違います。

「大変そうだから手伝いたい。」

と思って引き受けた仕事なら、

忙しくても納得できることがあります。

でも、

本当は無理だと思っているのに、

断ったあとの相手の反応が怖くて引き受け続けていると、

少しずつ苦しくなってしまうことがあります。

そして、

断ることは、

必ずしも「やりません」と突き放すことだけではありません。

「今日は難しいですが、明日ならできます。」

「ここまでならお手伝いできます。」

「今これを抱えているので、優先順位を確認してもいいですか?」

そんな伝え方もあります。

引き受けるか、断るか。

いつも二択ではないのだと思います。

できる範囲を伝える。

期限を相談する。

一部分だけ手伝う。

誰かと分担する。

そうやって、

自分にも相手にも無理の少ないところを探すこともできます。

人から頼られることは、

嬉しいことでもあります。

「あなたならお願いできる。」

と思ってもらえることは、

これまで積み重ねてきた信頼の一つなのかもしれません。

だから、

頼られる自分を変えなくてもいい。

優しい自分をやめなくてもいい。

ただ、

その優しさのために、

自分だけがいつも苦しくなっているのなら、

少し立ち止まってみてもいいのだと思います。

「相手を助けたい」という気持ちの中に、
「私は今、大丈夫?」という問いも入れてあげる。

それだけでも、

人との関わり方は少し変わっていくことがあります。

誰かの期待に応えることも大切。

そして、

自分ができることと、

今はできないことを知ることも大切。

どちらも、

仕事を続けていくうえで必要なことなのかもしれません。

🌿ポイント

・頼まれたことを引き受ける優しさは、その人の大切な長所でもあります。

・「引き受けたい」のか「断るのが怖い」のかで、
同じ「はい」でも意味が違うことがあります。

・断るか引き受けるかだけでなく、
期限や範囲を相談するという選択肢もあります。

仕事では、

自分の性格や人との関わり方が、

働き方の癖として表れることがあります。

「なぜかいつも自分が抱えてしまう。」

「頼られると断れない。」

そんなところにも、
持って生まれた性質や心の癖が関係していることがあります。

鑑定でも、向いている仕事だけではなく、
その方がどんな働き方をしやすいのかという部分まで、
丁寧に読み解いています。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す