VTuberのゲーム配信〜著作権・許諾の注意点を徹底解説〜

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ゲーム配信、実は「許可」が必要です

VTuber活動を始めたばかりの方が見落としやすいのが、ゲーム配信の著作権です。
「みんなやってるから大丈夫でしょ」
「個人だし小規模だから問題ない」
こう思っていると、ある日突然、収益の剥奪・動画の削除・アカウントの停止といったトラブルに巻き込まれる可能性があります。実際、個人VTuberでも著作権問題で活動停止に追い込まれたケースは少なくありません。

この記事では、ゲーム配信に必要な許諾の基礎知識と、主要ゲームメーカーのポリシー早見表をまとめています。デビュー前にぜひ一度確認しておいてください。

そもそも、なぜゲーム配信に著作権が関係するの?

ゲームは著作物です。ゲームの映像・音楽・キャラクター・ストーリーはすべてゲームメーカーが著作権を持っています。

あなたがゲームを配信するということは、他社の著作物を公衆に見せていることになります。本来であれば、著作権者の許可なくそれを行うことはできません。
ただし、多くのゲームメーカーは「ゲーム実況・配信」を文化として認め、一定の条件のもとで許可するポリシー(ガイドライン)を公開しています。そのガイドラインの範囲内であれば、個別に許可を取らなくても配信が可能です。

まず確認すべきは「そのゲームにガイドラインがあるか」「ガイドラインに何が書いてあるか」の2点です。

確認すべき4つのポイント
ガイドラインを読むとき、以下の4点を必ずチェックしてください。

① 配信・投稿は許可されているか
そもそも動画投稿・ライブ配信がOKかどうかの基本的な確認です。

② 収益化は許可されているか
配信はOKでも、広告収益・スパチャ・メンバーシップなどの収益化は禁止しているメーカーもあります。

③ ネタバレに関する制限はあるか
発売直後の終盤・エンディングの配信を禁止しているケースがあります。

④ 使用してはいけない楽曲はあるか
ゲーム内BGMに第三者の楽曲ライセンスが含まれている場合、その楽曲部分はゲームメーカーのポリシーでは保護されません。ゲーム内で流れていてもNGになることがあります。

主要ゲームメーカーのポリシー早見表

※ポリシーは随時更新されます。配信前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。

任天堂
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任天堂は比較的配信に寛容ですが、「個人で楽しむ範囲」が前提です。企業案件・大規模なマネタイズを伴う場合は別途確認が必要です。

カプコン
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コナミ
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セガ・アトラス
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フロム・ソフトウェア(エルデンリング・ダークソウルなど)
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スクウェア・エニックス
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バンダイナムコ
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要注意!ガイドラインがないゲームの扱い

ガイドラインを公式に出していないメーカーのゲームは、原則として配信NGと考えるのが安全です。
ただし、「明示的にNGと書いていない=OKではない」ことに注意してください。問い合わせフォームからメーカーに直接確認するのが確実です。
インディーゲームも同様です。小規模なゲームでも著作権はしっかり存在します。Steamのゲームなら販売ページや開発者のSNSでポリシーを公開しているケースがあるので確認してみましょう。

フリーゲームは配信OK?

「フリーゲーム=無料で遊べる=配信も自由」ではありません。
フリーゲームも著作権は作者にあります。RPGツクールなどで作られた同人・フリーゲームは、配信可否を制作者のサイトやゲームの付属ドキュメントで確認してください。
多くの制作者は配信を歓迎していますが、「プレイ動画禁止」「収益化禁止」と明記している作品もあります。

BGM・SE・エンディング曲のトラブルに注意

ゲーム内で流れる音楽には、メーカーとは別の音楽レーベルやアーティストが権利を持っている楽曲が含まれていることがあります。

代表的な例:

・オープンワールドゲームでラジオから流れるライセンス楽曲
・エンディング・オープニングで流れる有名アーティストの楽曲
・スポーツゲームに収録されたBGM

このような楽曲は、ゲームメーカーが「配信OK」と言っていても、Content IDによる収益の横取りや、動画の削除申請が来る場合があります。

対策として:

・該当シーンではゲーム内音楽をミュートにして配信する
・配信設定でゲームBGMのみを下げる(OBSで音声チャンネルを分離)
・問題が起きそうなシーンは録画しておき、後から確認できるようにする

よくあるNGパターン

配信者がやりがちなトラブルの原因をまとめました。

パターン①:「有名配信者がやってたから大丈夫」
企業VTuberや大手配信者は、メーカーと個別に契約している場合があります。個人VTuberがそのまま真似をするのは危険です。

パターン②:「昔から配信されてるゲームだから大丈夫」
ポリシーは変更されます。昔はOKだったものが、リマスター版の発売などのタイミングでポリシーが変わることがあります。

パターン③:「収益化してなければ大丈夫」
著作権侵害は収益化の有無に関係しません。ただし、メーカーへの影響度が違うため、収益化していない方がトラブルになりにくいのは事実です。

パターン④:「アーカイブは残してないから大丈夫」
ライブ配信中の侵害も著作権侵害です。アーカイブを残さなければOKというわけではありません。

確認の手順まとめ

1.公式サイトで「配信ガイドライン」「動画投稿ガイドライン」を検索する
2.ガイドラインがあれば、収益化・ネタバレ・楽曲の制限を確認する
3.ガイドラインがなければ、問い合わせフォームでメーカーに確認する
4.楽曲ライセンスが絡むシーンは、配信時にゲーム音声を調整する
5.不安な場合はそのゲームの配信を避けるか、確認が取れてから配信する

まとめ

ゲーム配信の著作権は「知らなかった」では済まされません。一度トラブルが起きると、収益の剥奪・チャンネルへのペナルティだけでなく、これまで積み上げてきたブランドイメージにも傷がつきます。
面倒に感じるかもしれませんが、ガイドラインの確認は1回調べれば繰り返し使える知識です。特に自分がよく遊ぶジャンルのメーカーのポリシーは、デビュー前に一通り確認しておくことをおすすめします。
安心してVTuber活動をスタートするための準備として、ぜひ参考にしてください。

著作権のことが整理できたら、次はキャラクターを生み出しましょう。


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