初回では演技の基本的な考え方をお伝えしました。
まだ読まれていない方は、ぜひそちらからご覧ください!
さて、第2回の今回は少し内容を深め、演技の「芯」に迫っていきます。
テーマは・・・ 【全身を使って表現しよう!】
前回の「台詞に頼らない演技」の発展版としてお届けします。
① 行動とは何か?
突然ですが、台本を読むコツをご存じですか?
これ、意外と知らない人が多いんです。実際に台詞を読んでもらうと一目瞭然!
そのコツとは・・・
・目的を定める
・本当を見つける
・環境(状況)を把握する
この「3本柱」を押さえることが重要です。
ちなみに、読解についてはまた別の機会に詳しく書きますね(笑)。
実は演技にも同じような基本の考え方があります。
それは・・・
「環境(状況)」「目的」「行動」
例えば、
・状況: お腹が空いた
・目的: 空腹を満たす
・行動: ご飯を食べる
これだけでもシンプルですよね。
ただ、これを少し変えるだけで演技がガラッと変わります。
・状況: イライラしている
・目的: イライラを忘れたい
・行動: ヤケ食いする
同じ「食べる」という行動でも、背景が違えば全く別の表現になります。
お芝居は「作り物」である以上、すべてに必然性が求められます。
そのため、この3本柱をしっかり考えることが大切なんです。
② リラックスが演技を変える
映画や舞台を観ていて、つい体が固まった経験はありませんか?
それは作品や演者の緊張感に没入し、自分を投影しているから起こる現象です。
ただし、緊張感を観客に意図せず伝えてしまうと、良い影響を与えられないことも。
特に舞台では、生の緊張が伝わりやすいので注意が必要です。
リラックスができていないと、演技に次のような悪影響が出ます。
・動作がぎこちなくなる
・瞬間的な反応ができなくなる
・声が枯れやすくなる
・無駄に疲れる(笑)
また、体が硬直すると視界が狭くなり、相手役の変化に気付けなくなることも。
これではコミュニケーションが成り立たず、相手との信頼関係に影響を及ぼしてしまいます。
では、どうすればリラックスできるのでしょう?
アスリートが行う「ルーティーン」を取り入れるのも一つの方法です。
例えば、首や手首を回すだけでも体がほぐれ、動きやすくなります。
「首」に力が入ると体の自由が奪われるので、意識的にリラックスさせてみてください。
簡単な方法なので、ぜひ試してみてくださいね!
③ 瞬間の「○○したい!」を大切に
ここまで「行動」と「体」についてお話ししました。
お芝居は「作り物」ですが、その中で 「生きる」 ことが最も重要です。
『生きる』とは、瞬間の衝動を大切にすること。
もちろん、台本を読み込んで演技プランを考えることも必要です。
ただし、それはあくまで「準備」。
相手役がいる現場では、想定外の展開が起こることもしばしばです。
その瞬間に何を感じ、どうしたいと思ったか――これを大切にしてください。
具体的には、
・目の前の相手役がどんな人かを感じる
・その人にどう接したいかを考える
・その感情を行動に移す
これを繰り返すことで自然な動きが生まれ、リアリティが増します。
そして、相手役からの信頼を得ることにも繋がります。
演技は一人では成立しません。
だからこそ、コミュニケーションを大切にしましょう!
【まとめ】
・演技の基本は「環境(状況)」「目的」「行動」
・リラックスは演技の質を左右する
・瞬間の「○○したい!」を感じる
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
次回は 「相手役との演技が噛み合わない理由」 をテーマにお届けします。