転職活動で武器になる『刺さる志望動機』

記事
学び
志望動機の作成に困ったら覗いてみてください!

採用者の心をがっちり掴む転職術 転職コーチのスガケンです。

《はじめに》
"採用したい!"と思わせる志望動機とは

「スガケンさん、正直に言うと志望動機って、みんな同じようなことを書くものだと思っていました...」

先日、あるクライアントからこんな言葉を聞きました。
確かに、ネットで「志望動機 例文」と検索すれば、たくさんのテンプレートが出てきます。

でも、私が人事採用責任者として100人以上の採用に関わり、その後転職コーチとして500人以上の転職支援をしてきた経験から言えるのは、

「心に刺さる志望動機」には、必ず「その人にしか書けない要素」が含まれているということです。


《本題》
採用担当者の心をつかむ3つの黄金ルール

1. 「共感」だけではなく「行動」を書く
ある時、二人の候補者の志望動機を比較する機会がありました。

一人目
「御社の『挑戦を恐れない』という理念に共感しました」
二人目
「昨年、御社が立ち上げたサステナビリティプロジェクトのニュースを見て、すぐにECサイトで御社製品を購入しました。環境配慮型の新素材の心地よさに感動し、この革新的な商品開発に関わりたいと考えるようになりました」

どちらが心に響くでしょうか?実際の行動を伴う志望動機は、その人の本気度を物語ります。

2. 「できること」より「やりたいこと」を熱く語る
私がこれまでに出会った最高の志望動機は、こんな書き出しでした。
「御社の商品が、私の人生を変えました」
その方は、うつ病から回復する過程で企業の健康食品を愛用し、その経験を活かして営業職に応募してきたのです。技術や経験はまだ未熟でしたが、その熱意と目的意識の高さが際立っていました。

3. ストーリーを描く
よくある志望動機は「現状」と「志望理由」だけを述べています。しかし、本当に心に刺さる志望動機には、必ず「未来のストーリー」が含まれています。

私がコーチングしたあるクライアントは、こんなストーリーを描きました:
「前職のアパレル販売で、お客様の『似合う』の笑顔に携われることが何よりの喜びでした。しかし、より多くの方の人生に寄り添いたいという思いが強くなり、御社の保険営業に興味を持ちました。ファッションで培った『お客様の望みを形にする力』を活かし、3年後には、ライフプランナーとしてお客様の人生設計を総合的にサポートできる存在になることを目指しています」

よくある落とし穴と対策
✖️ 落とし穴1:事実の羅列
「御社は業界2位で、昨年度の売上は○○円」
→ これは、あなたではなくてもわかる情報です。
⭕️ 対策1:事実の解釈を示す
「御社が5年連続で増収を実現されている背景には、他社に先駆けたサブスクリプションモデルの導入があると分析しています。私も前職でサブスクリプションの運用に携わった経験があり...」

✖️ 落とし穴2:きれいごとを並べる
「御社に貢献したいと考えています」
→ 誰でも書ける一般論です。
⭕️ 対策2:具体的なアクションプランを示す
「入社後半年は、前職で確立した顧客管理システムのノウハウを活かしながら、御社独自の商習慣を学びます。その後は、新規開拓チームで月間案件創出20%増を目標に...」

業界特性を踏まえた志望動機の書き方
スタートアップ企業の場合
・変化を楽しめる自分の性格や経験を強調
・具体的な事業成長のアイデアを盛り込む
・スピード感のある行動力をアピール

大手企業の場合
・長期的なキャリアビジョンを示す
・組織の中での自分の役割を明確に
・安定性を求める理由を前向きに表現

リモートワーク中心の企業の場合
・自律的な働き方の実績を示す
・コミュニケーションツールの活用経験
・時間管理能力のアピール

《まとめ》
心に刺さる志望動機を書くためのステップ
・企業リサーチは当たり前、その先の「自分なりの解釈」を加える
・抽象的な「思い」は、具体的な「行動」に置き換える
・現在だけでなく、3年後、5年後のビジョンを描く
・誰にでも当てはまる表現は、自分だけの経験に書き換える

これまで500件以上の志望動機を見てきた私の経験から言えるのは、「その人らしさ」が最も大切だということです。完璧な文章より、あなたの「素」の想いが伝わる志望動機の方が、はるかに採用担当者の心に響きます。

ぜひ、この記事を参考に、あなただけの「心に刺さる志望動機」を作成してみてください。
転職活動でお悩みの際は、いつでもご相談ください。共にあなたらしい志望動機を作り上げていきましょう。

志望動機の作成に困ったら覗いてみてください!
面接対策だったらこちら!

次の記事はこちら!

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す